株式会社メタップスは7月24日、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場承認されたことを発表した。上場予定日は2015年8月28日。
アプリ開発者向けプラットフォームや手数料無料の決済サービスを提供
メタップスは、2007年9月にイーファクター株式会社として設立し、2011年12月に株式会社メタップスに社名変更している。
SEOを中心としたマーケティングコンサルティングサービスの提供から事業を開始し、2010年に共同購入型クーポンサイト「TOKUPO(トクポ)」を開設。2011年4月に現在の主力事業であるアプリ収益化プラットフォーム「metaps(メタップス)」を開始し、2014年4月にオンライン決済プラットフォーム「SPIKE(スパイク)」を開始した。
SEO事業は2011年にngi group株式会社(現ユナイテッド株式会社)へ譲渡、クーポンサイト事業は2013年にテレビ東京ブロードバンド株式会社へ事業移管し、現在は「metaps」と「SPIKE」を軸に事業を展開している。
「metaps」は、アプリの分析・集客・収益化までをワンストップで提供するアプリ開発者向けプラットフォーム。
人工知能(AI)がユーザの行動を学習し、アプリのマーケティングに必要な業務の効率化と自動化をサポートするというもので、導入アプリのダウンロード数は合計で12億超、リーチできるユーザー数は1億人以上となっている。
「SPIKE」は、月間決済額100万円まで初期費用・月額・決済手数料が無料で利用できるオンライン決済プラットフォーム。
管理画面から個別の決済用リンクを簡単に作成することが可能で、そのリンクをサイトに貼るだけで決済機能が導入できるサービスだ。
登録アカウント数は2015年7月に10万件を突破し、最近ではネットショップ開設機能や、年間1%の割合で増える電子マネー「SPIKEコイン」などを開始している。
メタップスの2013年8月期の連結売上高は約13億167万、連結純利益は約1,226万で、2014年8月期の連結売上高は約22億6,507万円、連結純損失は約5億1,013万円だった。
2015年2月に43億円の資金調達を実施している。
東京証券取引所マザーズ市場への上場承認に関するお知らせ(メタップス)
http://www.metaps.com/press/ja/253-20150724-ir-metaps