株式会社アラタナは、同社が運営するネットショップ運営者様向けのデザイン制作アプリケーション「SketchPage」「SketchPage for 楽天市場」、楽天市場専用ファイル管理ソフト「Ribrary」事業を楽天株式会社に譲渡することを7月21日に発表した。
アラタナは、2015年5月に「ZOZOTOWN」などを展開するスタートトゥデイに買収され、完全子会社となっている。その関係もあり、楽天やYahoo!ショッピングなどに提供するサービスの行方が注目されていたが、楽天に事業譲渡する形で決着したようだ。
「SketchPage」は、ドラッグ&ドロップでバナーやページを作成することができるネットショップ運営者向けのサービス。2012年4月から提供を開始し、主要機能が使えるプランを月額3,000円〜10,000円で提供、2014年5月には利用店舗数の累計が1万店を突破したことを発表している。
楽天市場をはじめ、Yahoo!ショッピング、メイクショップ、カラーミーショップ、ショップサーブ、EC-CUBEに対応しており、それぞれに最適化したHTMLを生成することができる。
「Ribrary」は、楽天市場専用で提供する無料のファイル管理ソフト。楽天市場の専用ストレージ(楽天GOLD・R-Cabinet))にファイルをアップする際に使用できるソフトで、こちらは2015年3月にリリースしたばかりのサービスだ。
アラタナはスタートトゥデイとの事業連携をはじめ、今後も新規プロダクト・新規サービスの研究・開発を進めていくとしている。