セブン&アイ・ホールディングスは人気雑貨専門店「Francfranc(フランフラン)」を運営する「バルス」と資本業務提携を結ぶ方針を固めたようだ。NHKと日本経済新聞が報じた。取得総額は50億円程度の見込み。
セブン&アイは2014年1月に、バルスの株式の49%を第三者割当て増資などで取得し、資本業務提携を結ぶ方針。セブン&アイは12月に入ってから「ニッセンの買収」やバーニーズジャパンと天満屋への出資が発表されており、今月はこれで4件目となる。
フランフランはショッピングモールに必ずといっていいほど店舗を構える人気の雑貨専門店。全国で約130店舗を展開し、カジュアルでスタイリッシュなアイテムが人気だ。バルスはフランフランの他にも「BALS TOKYO」「J-PERIOD」「WTW」「AGITO」を展開しており、海外でも14店舗を展開している。2013年1月期の売上高は319億円。
セブン&アイが推進するオムニチャネル化
セブン&アイはリアル店舗とネットを融合したオムニチャネル化を推進しており、「あらゆる業態の商品」を「あらゆるチャネル」で購入できるサービスの提供を目指している。
今回のバルスへの出資によって、「インテリア・雑貨」の分野が強化される。
全国で約1万6千店舗を展開する「セブン・イレブン」という強烈なチャネルを持つセブン&アイのオムニチャネル化の勢いはまだまだ止まらなそうだ。