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Apple Pay、Squareと提携を発表 ー 7月からイギリス展開も

米Appleは6月8日(現地時間)、開発者向けのイベント「WWDC 2015」の基調講演において、スマートフォン決済サービスを展開する「Square」と提携し、「Apple Pay」に対応したカードリーダーを「Square」が提供することを発表した。
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SquareでApple Payが利用可能に

米Squareは、今秋に「Apple Pay」に対応した新たなカードリーダーの提供を開始する。新しいカードリーダーはNFCに対応し、タッチで支払いが完了できるほか、従来と同じ差し込み型でのクレジットカードの支払いに1つの端末で対応する。サイズは6.6cmほどで、重さは56g。
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カードリーダーは期間限定で無料で提供。決済手数料はこれまで通り2.75%(米国)で展開する。

7月からイギリスでApple Payを提供開始

また、Appleはこの日、7月からイギリスでApple Payの提供を開始することを発表した。
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開始時点で25万店舗で利用できるほか、地下鉄やバスでも利用できるという。イギリスの7割近くのクレジットカードとデビットカードに対応する。
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このほかにも、米国において、これまでのアメリカン・エキスプレス・VISA・MASTERに加え、Discoverにも対応することを発表したほか、iOS9から「Passbook」の名称が「Wallet」に変更になり、ポイントカードにも対応することを明らかにした。
「Apple Pay」は、来月にも米国で100万店舗で利用可能になるという。アメリカとイギリス以外での展開に関するアナウンスはなかったが、日本での展開も待ち遠しいところだ。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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