GMOペパボ株式会社は5月25日、ハンドメイドマーケット「tetote(テトテ)」を運営するOCアイランド株式会社の株式90%相当を取得し、同社を子会社化することを発表した。取得価額はアドバイザリー費用も含め1億2千万円。
今回の買収により、ハンドメイドマーケットの国内1番手と3番手が手を組むことになる。
ハンドメイドマーケット国内3番手の「tetote」
OCアイランドは、2011年6月にハンドメイドマーケット「tetote」を開始し、国内においてハンドメイドマーケットを牽引してきた存在。
現在出品されている作品数は約79万点で、作家は約2万4千人が登録しており、作品の出品数で見ると、現在は国内で3番目の規模となっている。
「tetote」のほかに、ハンドメイドに関するコミュニティサイト「レシパ」も運営している。
GMOペパボは、2012年1月にハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」を開始。後発ながら急激に利用者を伸ばし、現在は作品数110万点となり国内最大規模のハンドメイドマーケットへと成長している。
今回の買収により、国内1番手と3番手が手を組むことになり、重複も含むが両社をあわせると作品数197万点、作家数14.6万人となる。
ちなみに、2番手は赤丸ホールディングスが運営する、「Creema(クリーマ)」。
「tetote」は今後もOCアイランドが運営を続け、サービス内容や利用料に変更はないとのことだ。
また、「minne」と「tetote」は、合同でハンドメイドイベント開催や、決済・流通サービスの連携などの取り組みを行っていくとしている。
OCアイランドの2014年9月期の売上高は、約7,857万円で、純利益は979万円の赤字だった。
minne(ミンネ)
https://minne.com/
tetote(テトテ)
https://tetote-market.jp/