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アスクル、ヤフー子会社へ

アスクル株式会社は5月19日、ヤフー株式会社との資本・業務提携契約を更改することを発表した。また、資本効率の向上や株主還元を行うことを目的として、自社株買いを実施することを発表。これが予定通り行われた場合、ヤフーが保有する議決権割合が上昇し、連結子会社となる予定だ。
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アスクルとヤフーは共同で「LOHACO」を展開

ヤフーとアスクルは2012年4月に資本・業務提携を結んでおり、共同で日用品などを販売するBtoC事業「LOHACO(ロハコ)」を展開している。ヤフーは集客や決済システムなどを担い、アスクルは「LOHACO」の運営と取引先との連携強化を行っている。
アスクルによる自己株式の取得は、発行済み株式総数の6.2%にあたる340万株を上限に実施。予定通り実施されると、ヤフーが保有する議決権割合が41.9%から44.6%となり、国際会計基準(IFRS)上ヤフーの連結対象となる。取得期間は5月21日から9月30日までを予定している。
アスクルは、上場会社としての事業運営の独立性維持を前提に連結子会社化となる予定。アスクルの2014年5月期の連結業績は、売上高2,534億円、純利益は21億円だった。
LOHACO事業の2014年5月期の売上高は121億円。2015年5月期では180%成長となる220億円となることを見込んでおり、急成長している事業だ。
両社は今回の資本・業務提携契約の更改により「LOHACO」のさらなる発展と連携の強化を図る。


アスクル
http://www.askul.co.jp/kaisya/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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