LINEは12月20日、「LINE MALL」のAndroidアプリをリリースした。来年春のグランドオープンに先立つプレオープンの位置づけとなる。
LINE MALLは、11月下旬より先行体験ユーザーのみに限定して提供を開始していたが、出品と購入の基本機能に特化したプレオープン版として、誰でも利用出来る形で一般公開した。
現在、誰でも出品できる商品は中古のみとなっており、新品を出品する場合はストア登録が必要だが、まだ受付は開始していない。
来年早々にiPhoneに対応し、ユーザーの利用状況を見ながら、来年春頃に予定しているグランドオープンに向けて機能追加の準備を進めていく予定。
出品・決済手数料は無料、販売手数料として10%
出品、決済の手数料は無料で、商品が売れた際に、商品価格の10%が販売手数料として発生する。購入者の手数料もかからない。安全に取引ができるよう決済代行サービスにも対応。商品代は一旦LINE MALLに預け、商品が届いてから相手に支払われる。
決済は、クレジットカード決済(VISA、MASTER)・コンビニ支払い・Pay-easyが利用可能。購入代金の1%がポイントとして貯まる。
コンセプトは「人と商品との出会い・発見を大切にする」
LINE MALLのコンセプトは「人と商品との出会い・発見を大切にする」で、自分の知らなかった商品や、興味関心のある分野の商品と出会う・発見する機会を提供し、新たな商品購入ニーズを創出することに焦点を当ているという。
従来のECサイトのように、商品名を検索・スペックを比較して購入する「指名型」になってしまいがちな、どこでも手に入るコモデティティ(汎用品)ではなく、企業および一般ユーザーの出品による一品モノの商品を豊富に揃え、スマートフォンに最適化したアプリを通して、片手でウィンドウショッピングをするような感覚で楽しむ「発見型」の購入体験を提供する。
さらに、LINEが擁する国内5,000万人のユーザーベースをもとに、スマートフォンさえあれば、全ての人が、全ての商品を、簡単・スピーディー・安心に売買することができる仕組みの提供を通じ、国内最大級のスマートフォンECサービスとなることを目指す。
リリースされたAndroidアプリ画面を紹介
アプリを立ち上げた最初の画面。全商品送料込みであることや、出品が2分で完了できることが紹介されている。友達とつながらなくても利用できるので、買った商品が知られてしまうようなことがないとのこと。
LINEのアカウントでログインすると、早速商品が出品されている。カテゴリは、ウィメンズ、メンズ、キッズ・ベビー、インテリア雑貨、デジタル、おもちゃ、ホビー、食、ビューティー、アクティビティと豊富。スワイプでカテゴリを切り替えてみることができる。
出品されている商品の詳細画面。商品の状態や、料金、配送方法、ブランドなどを確認できる。
決済は、クレジットカード決済(VISA、MASTER)。コンビニ決済、Pay-easy決済が用意されている。
こちらは出品画面。誰でも出品できるのは、中古商品のみ。ストア登録はまだ受付を開始していない。不正な出品物がないか随時チェックされるとのこと。
突然オープンした「LINE MALL」。現在の印象はフリマアプリといったところだが、アプリは軽快でとても使い勝手が良さそうだ。LINEの5000万人のベースを持つ、「LINE MALL」。どの程度の爆発力があるか注目だ。