阪神電気鉄道株式会社は、宅配便を活用した本の預かりサービス「risoco(利創庫:りそこ)」を5月7日から開始した。
2月22日から順次試験運用を開始していたが、今回本格的にサービスを開始した。
保管料は一箱あたり月額300円
「risoco」は、専用ボックスに詰めて宅配便で送るだけで本を預けることができる宅配型収納スペースサービス。
保管料は専用BOX一箱につき月額300円で、20kgまでなら何冊でも入れることが可能。目安としては文庫本サイズが約100冊入るとのことだ。
利用する際は、一箱250円の専用BOXをウェブサイトから注文し、届いた専用BOXに預けたい本を詰めて日本郵便に集荷してもらう流れ。送料はかからない。本を取り出したい場合はサイトから申込みが可能で、最短で翌日に届く。
データベース登録も含めた個別保管も可能
専用BOXをそのまま保管するだけのサービスの他に、本を1冊ずつ登録し、個別に保管することが可能な「個品保管サービス」も提供する。上記の保管料の他に登録料として一箱あたり500円がかかるほか、オプションで本を1冊ずつ専用のビニールフィルムで覆うサービスも一箱あたり300円で提供する。
「個品保管サービス」を利用した場合は、登録時に「書名」「著者名」「出版社」情報を登録するため、ウェブサイトで預けた本の確認や検索が可能になるほか、読みたい本だけを1冊から取り出すことが可能になる。
取り出す場合は、取出手数料として800円かかるほか、個別取出の場合は、これに加え120円/冊+600円がかかる。
「risoco」は、書店などのパートナー企業と提携して展開しており、現在は三省堂書店、紀伊國屋書店梅田本店、エフアンドエムのサイトがそれぞれ用意されている。
今後は提携先を増やし、書籍・書類以外の様々な物品預かりサービスも展開していく予定とのことだ。
なお、サービスの開始を記念して、5月、6月に倉庫に預けた場合は、保管料が3ヵ月無料になるキャンペーンも実施する。
三省堂書店
https://books-sanseido.risoco.jp/
紀伊國屋書店梅田本店
https://kinokuniya.risoco.jp/