ブランディア、「eBay」への出品を自動化 ー 海外出品を10倍に拡大

株式会社デファクトスタンダードは、同社が運営するブランド品宅配買取サイト「ブランディア」で買い取った商品の海外販売を本格化するために、「eBay」への出品を自動化するシステムを開発し、4月21日より新たな仕組みでの出品を開始した。
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ブランディアで買い取った商品をプラットフォームなどで販売するモデル

デファクトスタンダードは、ブランド品宅配買取サイト「ブランディア」で買い取った商品を、「ヤフオク!」「楽天市場」「楽天オークション」など国内のプラットフォームなどに出品するCtoBtoCモデルを展開している。
国内においては自動で出品するシステムを開発し、効率的な販売を実現してきた。
「eBay」への出品に関しても2008年より開始しているが、自動出品システムが国内のみを想定したものだったため、「eBay」への出品に関しては在庫の確保・英語での出品登録・海外発送の手配に至るまで1点ずつ手動で対応していた。

海外販路に対応するためにゼロから設計

今回のシステム開発では、海外販路に対応するためにゼロから設計。海外発送は貴金属をEMSで発送することはできないなどの制約があるため、商品ジャンルによって発送方法を自動で変更するという仕組み作りや、データベースにある商品情報を自動で翻訳する機能、落札時・返品時に変動する為替レートに対応する仕分け処理など、手動対応でボトルネックとなってきた部分を優先的に対応した。
今後も何度もすり合わせを積み重ねながら、さらなる効率向上を図るとしている。
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従来の手動オペレーションでは、月間約100点の出品、1,000万円規模の販売を行っていたが、オペレーションの自動化により出品数を10倍まで拡大できる見込み。
これまではアメリカやヨーロッパで人気の高いカルティエやエルメスのバッグ・アクセサリーなどを中心に出品していたが、洋服などのジャンルの拡大もしていくとのことだ。
デファクトスタンダードは、2015年2月に伊藤忠商事と資本業務提携を結んでおり、伊藤忠商事の持つグローバルなネットワークを活用した海外での販売先事業者開拓なども行っていくとしている。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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