世界40ヵ国以上にサービスを展開しているチケット売買仲介サイト「Ticketbis(チケットビス)」は、300万ユーロ(約3.9億)を調達したことを3月18日に発表した。合計の資金調達額は約14億となる。2014年の売上高は全世界で5,400万ユーロ(約71億円)。
スペイン発のチケット売買仲介サイト 2014年から日本に進出
「Ticketbis(チケットビス)」は、2010年にスペインで誕生したチケット売買仲介サイトで、南ヨーロッパと中南米を中心に、40ヵ国以上でチケット売買仲介サイトを展開している。世界での利用者数の累計は600万人以上。ページビューの45%はモバイルによるアクセスが占める。
2014年の売上高は全世界で5,400万ユーロ(約71億円)、営業利益は1,400万ユーロ(約18.4億円)だった。2013年の売上高が前年の倍となる2,700万ユーロ(当時換算で約37億円)だったことから、ほぼ倍増ペースで売上を伸ばしていることになる。
地域別売上では、ヨーロッパが50%を占め、中南米が40%、アジアが10%となる。アジアは2014年に進出したばかりだが、すでに10%を占めており、日本はその中でもっとも売上をあげている地域となる。
地域別売上
- ヨーロッパ:1位 スペイン、2位 イギリス、3位 イタリア
- 中南米:1位.アルゼンチン、2位.メキシコ、3位 チリ
- アジア:1位 日本、2位 韓国、3位 香港
Ticketbisは、2014年12月に日本チケット商協同組合(JTA)とパートナーシップ契約を締結し、国内イベントチケットを世界中で販売する事業も開始している。今後も同様の取り組みを計画しているとのことだ。
Ticketbis(チケットビス)
http://www.ticketbis.com/jp/