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ミクシィ、チケット売買サイト「Ticket Camp」運営のフンザを115億円で買収 ー 売上高900万円から1年で5億円と急成長

株式会社ミクシィは、チケット専用のフリマサービス「Ticket Camp(チケットキャンプ)」を運営する、株式会社フンザの全株式を取得し、完全子会社化することを発表した。取得金額は115億円。
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チケット専門のフリマアプリ、常時10万枚以上が出品

「チケットキャンプ」は、2013年4月にサービスを開始した月間700万人以上(2014年9月時点)が訪問する国内最大級のチケット売買仲介サイト。ライブやミュージカル、スポーツなどのチケットを個人間で売買できるサービスだ。常時10万枚以上の公演チケットが出品されており、iPhoneやAndroid向けのスマホアプリも提供している。
出品料は無料で、定価以下のチケット売買は売り手も買い手も取引手数料無料。定価以上の場合は、売り手と買い手の双方に5%の手数料が発生する。公演日当日まで取引が可能なのが特徴だ。

売上高は1年で900万円から5億円と急成長

2014年2月期の決算では、売上高900万円、営業利益は700万円の赤字だったが、2015年2月期の精査中の数字では、売上高5億300万円、営業利益は1億円を見込んでおり、急成長している。2014年12月の月間流通総額は約8億円、取扱い件数は前年比725%となっている。
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スマートフォンからのアクセスは80%超だが、ブラウザからのアクセスが大半で、アプリでの利用は全体の15%弱になる。
ミクシィは、「mixi」で培い「モンスターストライク」で大きく飛躍させたマーケティング・アプリ開発・カスタマーサポート等のノウハウを提供し、アプリを強化する考えで、3年以内に国内50%以上のシェアを目指す。


Ticket Camp(チケットキャンプ)
http://ticketcamp.net/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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