NEWS

ストラップヤのHamee、東証マザーズ上場承認 ー4月に上場予定

Hameeストラップヤ」や「ネクストエンジン」を展開するHamee株式会社は、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場承認されたことを発表した。上場予定日は2015年4月20日。
hamee1
Hamee株式会社(ハミィ)は、1998年5月22日にモバイル周辺アクセサリーの企画・販売・ECを目的にマクロウィル有限会社として設立。その後2001年12月に「株式会社ストラップヤ.com」、2006年5月に「株式会社StrapyaNext」という社名変更を経て、2013年5月に現在の「Hamee株式会社」となっている。社員は126名。

モバイルアクセサリーを販売する「ストラップヤ」やEC事業支援の「ネクストエンジン」が主力事業

同社は、モバイルアクセサリーをはじめとした雑貨などの企画・仕入れ・販売を主力事業としており、大手家電量販店や大手雑貨量販店への卸販売を行っているほか、自社サイトや各モールを通しての自社販売「Hameeストラップヤ」を展開している。海外では米国や韓国でも販売している。
2008年5月には、もう一つの事業となる「ネクストエンジン」の提供を開始。「ネクストエンジン」は自社ECサイトやショッピングモールなどを展開するEC事業者向けのサービス。バックオフィス業務を一元管理できるクラウドASPサービスで、EC事業者向けに、メールの自動対応や受注伝票一括管理、在庫自動連携、商品ページ一括アップロードなどの機能を提供している。もともとハミィが自社のコマース事業のために開発したものを社外に提供しはじめた経緯がある。
2014年4月末時点での契約社数は1,496社、利用店舗数は10,776店、利用店舗の流通総額は1,973億円(ハミィ調べ)となっている。
hamee2
「ネクストエンジン」は、GMOソリューション・パートナーが展開する「ストックマネージャー」やGMOコマースの「すごい!ネットショップ管理」に機能のOEM提供もおこなっている。2013年12月にはネクストエンジンのAPIを公開し、カスタマイズが用意になるプラットフォーム化を推進している。

2014年第3四半期の売上高は約47億

ハミィの2014年第3四半期連結累計期間の売上高は約46億8,120万円(前年度比12.3%増)、純利益は約1億,2179万円(同14.0%減)だった。景品表示法による措置命令で商品を回収したことや本社移転に伴う費用などで特別損失を計上したため減益となっている。
コマース事業の売上高は約41億9,162万円(同9.5%増)、営業利益は1億5,304万円(同25.3%増)。「ネクストエンジン」を展開するプラットフォーム事業は、約4億8,959万(同43.8%増)、営業利益は7,388万円となっている。
同社は全体の課題として、ブランド力の強化や優秀な人材の確保と育成、グローバル化への対応などをあげている。


東京証券取引所マザーズ市場への上場承認に関するお知らせ
http://hamee.co.jp/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

You may also like

Comments are closed.