株式会社メルカリは、同社が展開するフリマアプリ「メルカリ」において、ヤマト運輸株式会社と連携し、利用者間で購入が成立した際の出品者の配送の負担を軽減するサービスを4月1日から開始する。
宛先の手書きが不要で配送費も割安に
新たにはじめるサービスでは、ヤマト運輸直営店に出品者が配送商品を持ちこみ、取引成立時に発行されたQRコードを店頭端末「ネコピット」で読み込んでもらうことで、送り状が印字されるため、送り状を手書きする手間がなくなる。
サービス開始当初は、印字の際にお互いの住所が記載される形となるが、今後はお互いに個人情報を開示する必要がない匿名配送も実現する予定。
配送費は全国一律料金で割安に
また、メルカリが運賃の一部を負担することで全国一律の料金を提供する。対象となるのは「宅急便」「宅急便コンパクト」「ネコポス」となるが、ほぼすべての場合で安く利用できるという。料金は4月1日のサービス開始時に発表される予定。
「ネコポス」に関しては、通常法人や個人事業者向けのサービスだが、メルカリの取引であれば個人でも利用できるようになる。
サービス開始当初はヤマト運輸直営店持ち込む必要があるが、今後コンビニエンスストアやヤマト運輸セールスドライバーによる集荷に対応していく方針だ。
ヤマト運輸株式会社執行役員法人営業部長 小菅泰治(左)と株式会社メルカリ取締役 小泉文明(右)