最短2分で入庫から保管、梱包・配送までの物流サービスを一括でアウトソーシングできるサービス「openlogi(オープンロジ)」を展開する株式会社オープンロジは、インフィニティ・ベンチャーズLLP (IVP)などから、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表した。
今回調達したの資金は、中核を担う人材の採用や経営基盤の強化するためのサービス拡充にあてる。
通常の宅急便より安い配送料でサービスを提供
「openlogi(オープンロジ)」は、「物流をもっと簡単・シンプルに」をコンセプトにした物流のアウトソーシングサービス。中小規模のEC事業者をはじめ、店舗への物流や個人のオークションでの利用を想定したサービスだ。
初期費用・月額固定費は不要で、スペース単位での契約ではなく、個数での契約となるのが特徴。シンプルな業界最安値水準の料金体系でサービスを提供するだけでなく、使いやすいサービスを追求している。
価格の面を確認すると、60サイズの荷物で比較した場合、通常宅急便は756円から距離によって1,188円になるところ、オープンロジでは450円の一律料金で提供しており、配送料だけを見ても割安な価格設定となっている。さらに、宅急便の場合は当然配送料のみだが、オープンロジの場合は梱包作業や資材費なども含んでいる。
海外発送に間もなく対応、他サービスとの連携も強化
今後の計画としては、まず4月までに海外発送に対応するほか、5月以降にAPIの提供を開始する予定。
APIの提供により、カートASPや周辺サービスなどの外部サービスとの連携を進め、さらに負担が少なく使いやすいサービスにしていく計画だ。
また、サービスは随時改良しており、利用者からの要望が多い、チラシなどを同梱するサービスの提供も予定している。
将来的には、海外へ拠点を設けることや、温度管理を必要とする品物への対応など、あらゆる荷物に対応していく予定だ。
ECサイトが誰でも簡単に作成できるようになった中で、ボトルネックとなりがちな物流部分をあらゆる側面からサポートするサービス。今後の展開にも期待したい。
openlogi(オープンロジ)
https://openlogi.com/