ヤフー株式会社は、同社が提供する日本最大級のインターネットオークションサービス「ヤフオク!」において、中古車販売の強化をおこなう。
ライオンネットワーク株式会社と連携し、JAA、HAA神戸が運営するリアルオークション会場で取り扱う品質評価済みの中古自動車の出品を2月19日から開始した。
プロによる鑑定済みの中古車を出品
今回出品を開始した中古車は、これまで加盟事業者しか購入できなかったリアルのオークション会場で販売されていたもので、今回の連携により「ヤフオク!」を介して個人でも自由に入札することが可能になった。連携するJAA、HAA神戸は年間68万台以上を出品する取引市場。
出品されるのは、すべてプロの査定員による鑑定済みの中古車で、修理歴がなく状態の良い中古車のみが出品される。品質評価確認書も確認できるため、入札前に正確な走行距離や車の状態を知ることができる。プロの流通価格で出品されるため、一般的な価格よりも安く購入できる可能性があるという。
落札後に必要な名義変更や輸送はライオンネットワークが一括して行う。その他にも、3カ月の保証が付与されアプラスが提供するオートローンの利用も可能だ。
「ヤフオク!」では、1999年にサービスを開始した時点から自動車の取扱いをしており、現在では年間で約12万台が取引され、落札額は数百億円にのぼるという。さらにこのカテゴリを伸ばすために、安心して取引ができる仕組みを整え、ライオンネットワークを介して毎月数千台規模ペースでの出品を計画している。
2月20日15時 訂正
当初「年間68万台以上の出品を計画している」と記載しておりましたが、この数字はJAA、HAA神戸における年間の出品数であり、ヤフオク!で計画している数字ではありませんでした。お詫びして訂正いたします。