株式会社メタップスは2月12日、米国シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタル、国内の事業会社および既存株主などから総額43億円の資金調達を実施したことを発表した。
引受先は今後事業提携発表などを通して随時公開していく予定。
メタップスが展開する、手数料無料の決済サービス「SPIKE(スパイク)」に関しては、当メディアでも何度か紹介してきたのでご存じの方も多いと思うが、同社の主要事業は、アプリの分析・集客・収益化までをワンストップで提供するアプリ開発者向けプラットフォーム「metaps(メタップス)」となる。
人工知能(AI)がユーザの行動を学習し、アプリのマーケティングに必要な業務の効率化と自動化をサポートするというもので、導入アプリのダウンロード数は合計で12億超、リーチできるユーザー数は1億人以上となっている。
今後は、様々なスマートデバイスに拡張し、2016年までに世界人口の10%にあたる8億人にリーチ可能なインフラに成長させていくことを目指す。
「SPIKE」に関しては、登録アカウント数が5万件を超えており、個人事業主や中小EC事業者を中心に利用が拡大している。今後は、オンライン決済に限らず、総合的な金融サービスの展開を予定しているとのことだ。
メタップスは、これまでの事業展開を通して蓄積したビッグデータと人工知能を活用して、あらゆるビジネスの自動化と効率化を進める。また、システムによるデータの分析、パターンの認識、将来予測及び自動処理の精度を高め、様々な業務作業の効率化に取り組んでいくとのことだ。
その為に、必要な人材の獲得や研究開発投資を積極的に行なっていく計画だ。当メディアとしては、今後も金融部分にフォーカスして取り上げていきたい。
メタップス
http://corp.metaps.com/