米Amazon.comが米証券取引委員会に提出した年次報告書によると、2014年の日本国内における売上高は79億1,200万ドルで、前年比3.6%増となった。円換算による発表はないが、2014年の平均為替レートを106.85円とした場合、日本円にして8454億円程度となる。
Amazonの2014年におけるグローバルでの売上高は、889億8,800万ドルで前年比19.5%増となった。そのうち物販が700億8,000万ドルで前年比15%増、Amazon Web Services(AWS)などのネットサービスは189億800万ドルで前年比40%増となる。
地域別に見ると、北米での売上高は554億6,900万ドルで前年比24.6%増、その他地域は335億1,900万ドルで前年比12%増となっている。
北米以外ではドイツが最も売上高が多く119億1,900万ドル(前年比13%増)、次いでイギリスが83億4,100万ドル(前年比14%増)、2013年は2番手だった日本は3番手となる79億1,200万ドルだった。
円換算では、日本の売上高は前年比12%増
なお、日本の売上高に関しては、ドル換算で発表された数字でみると前年比3.6%増となるが、円換算で考えた場合、2013年の売上高を平均為替レート98.65円で計算すると約7536億円となり、2014年の売上高は前年比12%増という計算になる。伸び率を確認する場合はこちらが正しい数字といえるだろう。