株式会社ブラケットは2月2日、同社が提供する最短2分でオンラインストアを作成できるサービス「STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)」において、開設されたオンラインストアが20万ストアを突破したことを発表した。
約半年で10万店舗増加
「STORES.jp」は、誰でも簡単にオンラインストアが作成できるサービスとして2012年9月に提供を開始したサービス。4万ストアを突破した2013年7月に「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイの完全子会社となり、その後も順調に利用者を獲得して、2年と5カ月ほどで20万ストアを突破した。10万ストアを突破したのが2014年7月だったため、増加ペースがここ半年でさらに早まっていることがわかる。
ブラケットはここ数カ月で増加ペースが早まった理由として、2014年9月に「フォロー機能」をリリースしたことをあげている。「フォロー機能」は、利用客が店舗をフォローすることで新着情報を取得することができるようになるものだが、利用していた店舗をフォローすることをきっかけにして、「STORES.jp」のこと知り、ストア開設に至っている人が多いのだそうだ。
実際に「STORES.jp」において、リリースしたばかりの「フォロー機能」がもっとも利用されているアドオン機能となっており、全てのストアのフォロワー総数は、60万人を超えている。
一番売れているストアの年商は約2億円
20万ストアの突破にあわせて公開されたインフォグラフィックスでは、興味深い数字がいくつか明らかにされている。
一番売れているストアの年商は1億9,971万300円。アクセスが一番多いストアの月間ページビューは45万4,255PV。PCとスマホの割合はPCが28.4%、スマホが71.6%。登録されている商品数は1,31万192アイテム。平均購入単価は5,502円。
面白い数字としては、今までに飲んだレッドブルが3,482本、過去の問合せメール数6万3,834通などがある。
競合となる「BASE」とは、これまで並走するように店舗数を伸ばしてきたが、「BASE」の現在の店舗数が14万店舗であるため、「フォロー機能」を導入したことにより、「STORES.jp」が増加ペースを加速させたような格好だ。
昨年10倍の店舗数に伸ばしたYahoo!ショッピングが19万3,000店舗(2014年9月末時点)であることを考えると、ここからの伸びは本当に未知の領域になるのかもしれない。
ブラケットは、20万店にとどまらず、50万店、100万店を目指して展開していく予定だ。
20万ストアの突破を記念したインフォグラフィックス
https://stores.jp/200000
STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)
https://stores.jp/