株式会社spice lifeは新たにソーシャルギフトサービス「\SPOTLIGHTS/(スポットライト)」を11月27日に公開した。まずは東京23区限定で提供し、2015年から順次エリアを拡大する予定。
友人に花束と寄せ書きを贈るソーシャルギフトサービス
「スポットライト」は、Facebookでつながった共通の友人に声をかけて、お祝いしたい相手に共同で購入した花束を贈ることができるソーシャルギフトサービス。花束と一緒にネット上の寄せ書き「ソーシャルアルバム」を贈ることができる。
パソコンとスマートフォンに対応したウェブサービスとして公開した。
花束を贈る手順は、まず企画立案者がサイト上で「贈りたい花」「贈る人」「贈る日」を設定して、自分が贈る花の本数を指定した上で決済を済ませる。その後に、共通の友だちを誘い、ソーシャルアルバムにメッセージを書き込んで完了。
招待された友人は、スポットライトにアクセスして、購入する花の本数を決めて決済し、ソーシャルアルバムに書き込むことができる。その際に、招待された人が、送る相手と共通の友人をさらに招待することもできる。
最低10本の花束が集まれば成立し、指定した日に花束が届けられる。贈られた人は、メッセージカードに記載されたアドレスにアクセスするとソーシャルアルバムが閲覧できる形だ。
花はバラやモカラなどを一本360円の一律価格で提供
贈る花は、パラやモカラ、ダリアなどの8種類から選ぶことが可能で価格は1本360円。花瓶タイプもあり、こちらは1本580円となる。送料は無料。
バラの花束の場合はだいたい100本程度までが1つの花束として贈られ、それ以上の場合は花束を分けて届けられる。
これまでの最高記録では、204本の花束を送った例があり、その際は102本の花束が2つ贈られたそうだ。
1人で花束を贈る場合は、せいぜい10本程度といったことが多いと思うが、みんなが贈ることで、あまり見られない大きな花束を贈ることができる。人数に制限はないようなので、100人で10本づつ購入して1000本の花を贈ることも可能だ。
幹事の手間を減らし、贈りやすい工夫
誕生日や結婚のお祝いなど、友人や社員みんなでプレゼントを贈りたいケースはよくあるが、幹事の手間はなかなか大変なものがある。
「スポットライト」は、幹事の手間を軽減すること重要視しており、プレゼントの費用は参加者がそれぞれサイト上で決済するため集金の手間がなく、呼びかけもFacebookを通じて簡単に一括で行うことが可能、そして寄せ書きもそれぞれが書き込んでくれる形だ。
さらに、スポットライトで企画を立ち上げた際に、同時にFacebook上にイベントページが作成される。なので、参加者とのコミュニケーションはFacebook上で行うことが可能だ。
みんなで寄せ合ったプレゼント一つの束に
友人みんなでプレゼントを贈った経験がある人は多いと思うが、その際は大抵みんなでお金を出し合って、高価な商品を1つ買うということが多いのではないだろうか。
「スポットライト」の面白いところは、みんなで少しづつ花を買って、みんなで買った花を1つの花束としてまとめて贈ることができる点にある。「お祝いをする際に花は象徴的」とspice life代表の吉川氏が語るように、その量でみんなの想いがダイレクトに伝わるような気がする。
そして、寄せ書きもなかなか良く出来ている。写真とテキストを贈ることが可能で、専用ページにみんなのメッセージが集まっているので、受け取った人は嬉しいサプライズになるのではないだろうか。今後は動画も対応予定とのことだ。
ソーシャルアルバムはずっと残り続けるので、いつでも見ることが可能。会員登録をすれば、マイページからアクセスできるようになる。(参照:ソーシャルアルバムのサンプル)
物というより人の気持ちに寄せたサービス
このサービスは、3年ほど前にspice lifeの役員が友人の誕生日の企画でプロトタイプを作成しようと発案したのが初まりで、実際に作成したところ、その際には204本の花が集まり、好評だったという。
その後、実際にサービスの開発に着手。ユーザーテストを3回ぐらい繰り返し、最近になってようやく公開できる基準に達し、今回のサービス開始に至っている。
好評だった要因を「花を贈ることがいいことなのか」「お祝いが簡単にできることがいいことなのか」ということを考えた際に、吉川氏は「お祝いが簡単にできる」方に着目したという。
お祝いをしたい際に「物理的な距離が離れているとか」「時間がない」などの障壁があって、お祝いできないことがある。その障壁を失くすもしくは少なくすることがサービスの価値になると見ている。
まずはお祝いの象徴的な存在である花でサービスを開始し、今後はカテゴリの拡充も検討する予定だ。「物というより人の気持ちの方にサービスを寄せている」と語る吉川氏。気持ちを届けるサービスとして、今後の展開に注目だ。
\SPOTLIGHTS/(スポットライト)
https://spotlights.jp/