株式会社KOMPEITOは、オフィスで食べられるハンディサイズの野菜を届け販売するサービス「OFFICE DE YASAI(オフィスでヤサイ)」の事業拡大・加速を目的とした資本提携契約をキユーピー株式会社と締結するとともに、同社を引受先とした第三者割当増資による約5,000万円の資金調達を11月20日に実施した。
野菜版のオフィスグリコ
「OFFICE DE YASAI」は、オフィスでそのまま食べられる新鮮で旬な野菜や果物を毎週定期的に届け販売するサービス。届けられた野菜は、無料で貸し出す冷蔵庫で保管されるため、導入企業の従業員はいつでも野菜を食べることができる。
導入費用や基本料金はかからず、従業員が食べたい分だけ野菜を購入し料金箱に支払う仕組みで、オフィスグリコの野菜版のようなサービスとなっている。
野菜は1パック100円〜200円程度、バターやディップは10円〜30円程度で販売する。
プランは、野菜の代金の一部を企業が負担する「シェアプラン」と、社員が全額を負担する「イージープラン」があるほか、企業が野菜の代金を全額負担する買い切り型の「ハッピープラン」も用意している。
「シェアプラン」と「イージープラン」は東京都の港区、渋谷区、千代田区、新宿区、品川区、中央区を対象に提供しており、ハッピープランに関してはエリアの指定はないが、東京の一部エリアを除き、宅配便での配送となる。
現在の導入先は200拠点
「OFFICE DE YASAI」は、2013年12月からテスト導入を開始し、2014年4月に正式にサービスを開始している。
2014年10月時点での導入先は約200拠点を超えており、東京23区内を中心にITベンチャーや外資系企業、官公庁などに導入されているとのことだ。
2015年春までに同地域内にて1000拠点を獲得し、2015年春以降は他地域への展開を開始し、2015年中に2000社を目指す。
今回の資本提携により、キユーピーの調味料や野菜を中心とした、質の高い商品開発力・商品調達ネットワークを活かし、「OFFICE DE YASAI」の内容の拡充と安定化を図る。また今後、仕入・物流・商品管理オペレーションとシステムの強化においても同社との連携を図るとのことだ。
OFFICE DE YASAI(オフィスでヤサイ)
http://www.officedeyasai.jp/