楽天株式会社は11月7日、「ラクマ」という名称の新サービスを予告するティザーサイトを公開した。サービスの詳細は一切書かれていないため、どんなサービスなのかは不明だ。
ティザーサイトには『楽天から新サービス「ラクマ」始まる。』と書かれているほか、情報公開日までのカウントダウンが表示されている。カウントダウンによると11月10日の10時に情報が解禁されるようだ。
写真の女性がショッピングバッグをもっていることから、ショッピングに関するサービスであることも予想できる。
「楽天」が入らない「ラクマ」という名称
名称に「楽天」が入らないのは、楽天が提供するサービスの中では珍しい。買収したサービスにはそのままの名称であることも多いが、それを除けばすべてといっていいほどのサービスが「楽天〇〇」というネーミングになっている。(参考:楽天サービス一覧)
例外としてあるのが、2014年7月にキュレーションサービスとして提供を開始したばかりの「ROOM(ルーム)」というサービスだ。こちらは、楽天市場で購入した商品やお気に入りの商品をお店を持つ感覚で紹介することができるサービスで、自分が紹介した商品を、他のユーザーが購入すると、ユーザーには成果報酬として売り上げ金額の1%に相当する楽天スーパーポイントが付与されるというものだ。
楽天のサービスはBtoCやBtoBであることが多いが、珍しくCtoCのサービスとなっている。
フリマ?新決済サービス?
こういった流れから想像すると、新たな層を狙った異質なサービスということが予想できる。
名称が何かしらの略称であると考えると、以下が思い浮かぶ。
- 楽天マート(既存)
- 楽天マーケット
- 楽天マネー
- 楽天マーケティング
「楽天マーケット」だとするとフリーマーケットサービスか、もしくは「楽天マネー」という新決済サービスか。(楽天ポイント絡み?)
「楽天マーケティング」とすると、先日楽天が買収したSliceが思い浮かぶ。ユーザーの購買情報を収集したデータを分析し、マーケティングを支援するためのサービスということもあるかもしれない。
(楽天マーケティングジャパンという法人はあるため、ちょっと可能性としては薄いか)
あとは、ショッピングを支援するという面だけを考えると、速配系のサービスということもあり得るだろうか。
いずれにしても「ラクマ」という名称から、これまでとちょっと違う匂いを感じるのは確かだ。そして、楽天がティザーサイトを展開するケースは極めて珍しいことからも、新サービスへの気合いの入れようが伺える。どんなサービスが発表されるのか、解禁日を待ちたい。
「ラクマ」ティザーサイト
http://rakuma.rakuten.co.jp/
フリマアプリ ラクマ-出品手数料無料の楽天のアプリ
iPhone / Android
価格: 無料