ヨドバシカメラ、ネットで注文24時間店舗で受取可能な新サービスを発表

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ヨドバシカメラはネットで購入した商品を店舗で24時間いつでも受け取ることができる新サービスを2014年1月上旬に開始することを発表した。
1月上旬の時点で対象となる店舗は大阪の「マルチメディア梅田」、続いて2014年3月上旬には東京の「マルチメディアAkiba」でも対応する。今後要望が多ければ、対象店舗を拡大していく方針とのこと。

すでにヨドバシ・ドット・コムでは、商品を購入する際に、在庫がある店舗での受取を指定することが可能で、注文後30分以内に店舗側が用意し、店頭で受取ることができる。在庫がない場合でも注文が可能で、入荷次第メールを受取ることができる。
下記イメージは決済時の画面。対応商品は店舗での受取が可能。在庫がある店舗も一覧で確認できる。

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現在、ヨドバシカメラは午後1時までの注文であれば当日に届けるサービスを多くの地域で提供しており、現在は配達料金が無料である。

そのため、今回の新サービスはインクのトナーが切れた・・など、深夜に急に商品が必要になった場合や、平日の日中に荷物を受取ることが難しい一人暮らしをしている人が閉店後の時間に店舗で受け取って帰りたい場合などの特定のニーズに応えるものとなりそうだ。

今回のサービスは店舗をもたないAmazonなどが真似できないという点では興味深い。既存の資産を活かし、顧客満足度を高めることで少しでも顧客を獲得したい考えなのだろう。
販売機会という点に置いては、早朝便や深夜便などのサービスが誕生し、さらに競争が激化する可能性もある。今後の動きに注目していきたい。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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