楽天株式会社は10月22日(現地時間)、イギリスで「Rakuten.co.uk」をオープンした。
楽天がイギリス市場に本格的に乗り出す。楽天は2011年にイギリスのマーケットプレイス「Play.com」を買収し、子会社化しているが、これまで「Play.com」のまま継続して運営してきた。
今回これを年内に閉鎖し、新たにオープンした「Rakuten.co.uk」に一本化する。
まずはイギリスの人気ショップが出店
「Rakuten.co.uk」は、イギリスの独立した小売業者が出店するマーケットプレイスで、まずはイギリスで最も活気のある販売店の商品を提供し、将来的には世界中の販売店に拡大する計画だ。日本と同様に販売店に対してEコマースコンサルタントが支援を行い、販売店の成長の手助けを行う。
食料品、ヘルス&ビューティー、ファッション&アクセサリー、ペットなどの18カテゴリーを展開し、会員には1ポンドの購入ごとに楽天スーパーポイントを最低1ポイント付与する。
2014年12月からは、電子書籍サービス「Kobo」や動画配信サービス「Wuaki」などの楽天が提供するサービスと同一のアカウントでアクセスできるようにする予定だ。
米国でも楽天ブランドに統一
楽天は2010年に買収した米国の「Buy.com」を2013年に「Rakuten.com」としてリニューアルオープンしており、今回のイギリスでの展開もその流れに沿うものとなる。2015年にはカナダでも楽天のマーケットプレイスがオープンする予定だ。
楽天は「Rakuten.co.uk」のオープンを世界進出加速の一環と位置付けており、フランスやドイツと並び欧州最大の市場であるイギリスにおいて楽天ブランドの浸透を図る。
Rakuten.co.uk
http://www.rakuten.co.uk/