フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリは10月9日、World Innovation Lab(WiL)、既存株主であるグローバルブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、GMOベンチャーパートナーズ、East Venturesを引受先とする第三者割当増資により総額23.6億円の資金調達を実施したことを発表した。
これにあわせ、メルカリとして2度目となるテレビCMの放映を10月11日(土)から開始することを明らかにした。
フリマアプリ「メルカリ」は、2013年7月3日に日本でサービスを開始し、2014年9月16日には500万ユーザーを突破したことを発表。月間流通金額は数十億円規模に成長している。現在は1日の出品数は10万品を超えるという。
10月からはこれまでプレオープン期間として無料で提供してきた販売手数料を有料とし、出品した商品が売れた場合にのみ販売価格の10%が販売手数料として発生する形となっている。
また、9月12日に米国版を正式にリリースしており、海外展開を本格的に開始している。
今回調達した資金は、国内におけるアプリ開発、プロモーション及びカスタマーサポートの更なる強化、アメリカでの事業展開の加速にあてる。
なお、メルカリは2014年3月に14.5億円の資金調達を実施している。
2回目となるテレビCMは、前回CMにも登場した、菅谷哲也と筧美和子に加え、「売れてない人」としてダンディ坂野が初登場する。10月11日(土)から一部を除く全国で放映を開始する。
また、メルカリとして発となるリアルでのフリーマーケット「メルカリフリマ 2014」を東京のお台場で開催する。2014年11月8日(土), 9日(日)の2日間で、出店総数は500店、来場者数も日本最大規模の3万人以上の動員を予定している。
テレビCMにも出演する菅谷哲也と筧美和子も登場し、私物出品実演やコーディネート対決、トークショーなどを実施する予定だ。
9月25日にフリマアプリ「フリル」も10億円の資金調達を発表したばかり、こちらもテレビCMを開始する予定だ。フリマアプリ界隈の動きが活発になってきた。