株式会社ブラケットは、同社が提供する簡単にオンラインストアを作成できるサービス「STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)」にて、訪問者やストアオーナーがショップをフォローできる新しい機能となる「フォロー機能」を9月17日より提供開始した。
「フォロー機能」は、気になるショップをフォローできる機能。ストアオーナーが他の店舗を参考にするためにフォローしたり、訪問者が気になったショップをフォローしたりすることができるもので、店舗同士や店舗とユーザーを繋げるものになる。フォローするには、会員登録が必要になる。
フォローした店舗の最新情報をチェックできる「フィード」を新設
今回「フォロー機能」の提供を開始すると同時に「フィード機能」の提供を開始している。「フィード」では、フォローした店舗の最新情報が取得することが可能で、気になるショップをフォローしておくことで、様々な店舗の新商品などをまとめてチェックすることができる。
フィード画面に初めて訪問した場合は興味あるカテゴリーを3つ選択する形になっており、選択したカテゴリーの人気ショップが自動的にフォローされる仕組みになっている。
フォロー画面では、フォローした店舗の一覧を見ることができる。ここから店舗に遷移することも可能だ。
STORES.jpの店舗であれば住所などの都度入力が不要に
今回「フォロー機能」の提供を開始したことで、大きな変化もある。利用客が住所やクレジットカード情報を保存できるようになったことだ。
これまで、STORES.jpでの商品を購入する場合は、同一店舗であっても都度配送先情報などを入力する必要があったが、今後は会員登録することで、配送先情報やクレジットカード情報をSTORES.jpに保存することが可能になる。訪問客はSTORES.jpのショップであれば、初訪問のショップでも商品購入時に配送先情報を呼び出すことができるようになる。ちなみに、会員登録をしないゲスト購入も可能だ。
「STORES.jp」のショップで商品を購入する場合に、毎回住所を入力する必要があることは、新規利用者やリピーターを獲得する上で障害になりうるものだった。しかし、今回の機能により、その点が改善される可能性があり、購入率を大きく高める可能性がある。
「STORES.jp」は、現在10万店の店舗が開設されている。ストアに来店する総数は月間百万人規模で、月間の流通額もリリース当初と比べて100倍以上の規模になっているという。
今回、フォロー機能を使うために行う会員登録は、ストア開設時の会員登録と同じものになっている。ストア機能を必要としない利用者にとって、これがわかりにくいものになる可能性もあるが、物を売るための敷居を下げる効果もありそうだ。STORES.jpとしてもチャレンジとなる新機能の効果に今後も注目していきたい。
STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)
https://stores.jp/