楽天グループの子会社であるリンクシェア・ジャパン株式会社は、日本のアフィリエイトサイトに米国ECサイトの広告を掲載するサービスを9月12日より開始した。
リンクシェア・ジャパンのサービス提供元である、Rakuten Marketing LLC.と契約する「Macy’s.com」や「Bloomingdale’s」など5社の米大手ECサイトが対象となる。
第一弾として、全日本空輸株式会社が運営するショッピングサイト「ANAマイレージモール」が広告掲載を開始した。
このサービスにより、日本未入荷の商品の紹介するための広告掲載が可能になるため、アフィリエイト報酬の向上が見込める。また、米国ECサイトにとっては、日本の消費者に対する商品やサービスの訴求が可能となり、日本国内における売り上げ拡大が期待される。
購入者にとって言語の壁はあるものの、「Macy’s.com(メイシーズドットコム)」に「Bloomingdale’s(ブルーミングデールズ)」にアクセスすると、日本への配送を開始したことを伝える案内が表示されるなどの対応がされているようだ。
今後も米国ECサイトからの購入は拡大する予測
近年では、日本の消費者による米国ECサイトからの購入額は年々増加しているという。2013年においては1,736億円※1となっており、ポテンシャルを最大で評価した場合の予測では、2020年に米国ECサイトからの購入額は4.2倍となる7,238億円にのぼるとされ、さらなる拡大が予測されている。
「リンクシェア アフィリエイト」によるアフィリエイトネットワークは、日本を含む5カ国で展開されているが、各国で共通のアフィリエイトシステムを利用しているため、米国の広告主や日本のアフィリエイトサイトは、追加費用や特別なオペレーションの必要がなく今回のサービスを利用できるという。また、アフィリエイトサイトは日本円で成果報酬を受け取ることもできる。
今後、リンクシェア・ジャパンでは、国を越えて自社の広告を掲載したいという日本の広告主のニーズに応えるためのサービスを検討しているとのことだ。
リンクシェア・ジャパン
http://www.linkshare.ne.jp/