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Twitter上で直接商品を販売できる「Buy」ボタンの導入を米国で開始

Twitter社は9月8日(米国時間)、Twitter上で商品を直接販売することができる「Buy」ボタンのテスト導入を開始したことを公式ブログで明らかにした。この機能はごく少数の米国ユーザーを対象に販売するテストを開始し、今後徐々に対象者を広げていく計画。まずは公式iPhoneアプリとAndroidアプリに対応した。
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今回新たに導入した「Buy」ボタンは、Twitter上で商品を直接販売することができるサービス。Twitter社は、この機能を実現する上で、売買プラットフォームを展開する「Fancy」「Gumroad」「Musictoday」や決済サービスを展開する「Stripe」と提携しており、現在は一部のパートナーにこの機能を解放しているようだ。
この機能では、数回のタップで商品を購入することが可能で、クレジットカード情報は保存されるため、2回目以降の利用ではさらに簡単に購入することができる。
支払い情報や配送情報は暗号化されるため、安全に取引できるとしている。クレジットカード情報はいつでも削除できるとのことだ。

現在販売を開始しているアカウントは下記の通り。ブランドやアーティスト、チャリティーなどのアカウントが商品を販売するテストを開始している。対応アカウントは今後増やしていく計画だ。

Twitterの新たな取り組み。アーティストやブランド、チャリティーの公式アカウントが直接ファンやサポーターに呼びかけて購入を促すシーンでは特に威力を発揮しそうな仕組みだ。
クレジットカード情報をTwitterが保持するという面でも、2回目以降の購入ハードルを著しく下げることができるだろう。
ただ、商品をあまりにも気軽に購入できてしまうため「よく確認せずに買ってしまった」という例もでてきそうだ。今後様々な改善が行われるだろうが、ユーザーからどのような反応が得られるのか、実験的な取り組みのサービスとなるだろう。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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