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資金がなくてもアイデア勝負!海外クラウドファンディング&ソーシャルプロダクトサイトの成功事例3選

先週より海外のEC事情を中心に情報提供をさせていただいておりますGoodsieのMartin Robertsです。
crowdfunding-social
本日は、クラウドファンディングやソーシャルプロダクトの成功事例をいくつかご紹介します。
いずれも商品開発のアイデアやコンテンツなどを公開し、一般消費者やサービス提供者からの資金援助を受けてプロジェクトを実現するための手法です。
これらのサービスの特徴は、アイデアを投稿するマーチャント(売り手)がノーリスクでビジネスが展開できるところです。
サービス提供者はアイデアを持っている人たちに「場」を提供し、マーチャントは「アイデア」を投稿する仕組みです。
アメリカでは、特定の分野のプロジェクトに限定したビジネスモデルが多く生まれており、様々な成功事例が生まれています。

1. デザイナーやアーティストにビジネスチャンスを提供する「TeePublic」

TeePublic
TeePublicは「Tシャツ」をテーマとしたソーシャルプロダクト型ECサイト。
膨大なデザイン画とフラッシュマーケティング(タイムセール)の要素を含んだエキサイティングなTシャツショップです。
グラフィックデザイナーやイラストレーターがTシャツのデザイン画をTeePublicにアップロードすると、最初の72時間はTシャツ1枚が14ドル(デザイナーへのキックバックは2ドル)で販売され、それ以降は20ドル(デザイナーへのキックバックは4ドル)で販売されます。
Tシャツの製造、販売から発送まですべてTeePublicが行ってくれるので、デザイナーは自分の作品をアップロードするだけ。
気に入ったデザイナーのファンになることもでき、人気デザイナーが多く生まれています。
https://www.teepublic.com/


2. 飲食店やブティックにビジネスチャンスを提供する「Smallknot」

smallknot
Smallknotは新しいコンセプトのクラウドファンディング。
近所にある「応援したいお店」に投資することで、その引き換えにお店から様々な特典が受けられるシステム。
例えば、あるピザ屋さんがお店の改装費として資金200万円を調達したい場合、Smallknotに登録します。
Smallknotを訪れた消費者は投資額に応じた特典のメニューを見ながら「いくら投資するか」を決定します。
面白いのは、お店が決める特典メニューがウィットに富んでいること。
たとえば、1,000円の投資ならピザ1枚、5,000円の投資なら食事券+限定グッズ、10,000円の投資ならピザが1週間食べ放題、100,000円の投資ならシェフがオフィスまで出向いて出張パーティを開いてくれ、あなたの会社の名前を冠したメニューまで作ってくれるなどなど。
ローカルビジネス支援をテーマとしたクラウドファンディングです。
https://smallknot.com/


3. 商品のアイデアだけで勝負できる「Quirky」

Quirky
多くのクラウドファンディングECは、売り手に商品を製造するための資金提供を目的にしていますが、Quirkyは商品の企画やアイデアだけで勝負できるソーシャル・プロダクトのサイトです。
「商品の企画書」を投稿してそのアイデアが認められると、サービス提供者であるQuirkyがプロの視点でアイデアをブラッシュアップして、製造、販売までの資金を負担してくれます。
また、誰でも参加できるソーシャルなコミュニティとしての側面も持っており、参加者のアドバイスが商品に反映されるとアドバイスした参加者にもロイヤリティが支払われる仕組み。
Quirkyの商品はすでにブランドとして確立されており、全世界で販売されています。
https://www.quirky.com/


そして、クラウドファンディングサイトを運用したいけど開発費が捻出できないという人のためには、月額345.9ドルから利用できるASPサービス「InvestedIn」という選択肢もあります。
investedin
こちらも要チェックですね!
https://invested.in/
 

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