「コーヒーを一杯買いたいだけなのに、毎朝行列に並んでて時間がもったいない。」朝の忙しい時間帯にそんな悩みを抱える人も多いのではないだろうか。Paypalが海外で開始した「Order Ahead」はそんな悩みを解決してくれるサービスだ。
「Order Ahead」は、注文と決済を事前にスマートフォンで済ませて、お店では商品を受け取るだけを可能にしてくれるサービス。
例えば、通勤中の電車の中でオーダーを済ませて、会社近くのカフェで商品を素早く受取る、といったことが可能になる。「10分後に取りに行く」などの時間設定も可能だ。
店舗にとってもオーダーを受ける時間を短縮することができるので、双方にとってメリットのあるサービスと言えるだろう。
フランスのマクドナルドではすでに全店でOrder Aheadが導入されており、Order Ahead用のピックアップ窓口まで用意されている。他にもアメリカのスムージーのチェーン「ジャンバ ジュース」にも採用されている例もある。
実際の注文画面を紹介
日本でも導入に向けて準備が進められているが、サービスの開始時期はまだ未定となっている「Order Ahead」。先日行われた「日経メッセ リテールテック JAPAN 2014」のPaypalブースで、実際に「Order Ahead」を使うことができたので、実際の注文画面を動画で撮影した。
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以下では写真で紹介する。
1. 店舗を選択
まずは注文する店舗を選択する。「注文」と表示されている店舗が「Order Ahead」に対応した店舗になる。
2.メニューを選択
続いてメニューから商品を選択。よく利用する店舗の場合は、「お気に入りの注文」を登録しておいて、素早く注文することも可能だ。
3. 商品を選択
注文したい商品を選択。
4. 注文のオプションを設定
選択商品のサイズやミルクと砂糖の量などのオプション設定する。この設定メニューは店舗側で設定することが可能で、「10分後に受取る」「ぬるめにする」「シナモンを加える」など、詳細な注文をすることもできる。
5. 最後に決済
注文の入力が終わったら最後に注文と決済を行う。
6. 注文完了
これで注文完了。あとは店舗で注文番号かQRコードを見せれば商品を受取ることができる。
忙しい時などに重宝しそうなこのサービス。特にオフィス街ではかなりの需要がありそうだ。
将来的には確実に普及するサービスとなりそうだが、せっかちな人には特に待ち遠しいものになるのではないだろうか。日本でも使える日がくるのが楽しみだ。