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来店するだけでポイントが貯まるスマホアプリ「スマポ」とは?

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お店に訪れるだけでポイントが貯まる「スマポ」というサービスをご存知だろうか。スマートフォンを活用して実店舗への集客を促すサービスとして昨年より注目を集めている。
現在は東京を中心にビックカメラや丸井などをはじめとした90ブランド700カ所のチェックインエリアを展開しており、スマポを運営する株式会社スポットライトは、2013年10月15日に楽天が買収し、完全子会社化されている企業だ。(利用出来る店舗一覧
ユーザーがスマポを利用する方法は、提携加盟店に訪問し、店舗内の指定の場所でアプリを使ってチェックインするだけだ。店舗ごとに設定されたポイントが獲得でき、貯まったポイントは加盟店が発行する商品券などと交換することができる仕組みのサービスだ。
加盟店にとっては、実際に来店したユーザー数分の成果報酬型の負担となるため、より費用対効果の高い集客が期待できる。
来店の感知はGPSを利用するのではなく、店舗に設置した超音波を発信する専用デバイスを使って感知するため、特定のコーナーなどの狭い範囲でチェックイン判定できるのが特徴だ。
実際にスマポでチェックインをしてみたので、その手順を紹介する。

スマポの使い方

専用アプリを立ち上げると近くでポイントが貯められる店舗の一覧が表示される。一覧には店舗ごとに設定されているポイントや、店舗のどの場所でチェックインできるかが表示されている。
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チェックインしたい店舗をタッチすると、店舗ページが表示され、左下の「ヒント」をタッチすると、店舗のどの場所でチェックインすることができるかがわかるようになっている。ビックカメラ渋谷ハチ公口店の場合はA館の3FにあるAudioコーナー周辺か、B館1Fにある携帯コーナー周辺でチェックインできる。
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下部中央のボタンをタップすると実際に来店しているかのチェックが行われる。
仕組みとしては超音波を発信している装置が店舗に設置されていて、それをアプリが感知できれば、無事チェックインできる形になっている。
違う場所からチェックインしても、右側のようにエラーになる。
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来店が確認できると、チェックインが完了しポイントが貯まる。「貯める」をタッチすることでポイントを獲得することができる。
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店舗の外や違うコーナーでチェックインを試みたが、超音波が感知できずにチェックインをすることはできなかった。予想していたより、感知できるエリアは狭い印象だ。
しかし、指定された場所までいくと、すぐにチェックインすることができたので、使い勝手の悪さは感じなかった。
チェックインが可能な範囲がそれほど広くないため、店舗としては利用者をしっかりと来訪させることができ、狙い通りの効果が得られそうだ。
2014年には「楽天スマポ(仮称)」を導入する予定で、楽天市場の会員データと連携し、店舗が求める属性の送客を可能にするサービスを展開する。
より細かいユーザー情報を元に、店舗側が求める属性を誘導する仕組みとして機能するようになれば、店舗としてもより高い効果が期待でき、ユーザーにもよりお得なサービスとして成長が期待できそうだ。今後も注目のサービスである。


スマポ
http://www.smapo.jp/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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