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オムニチャネル化で一足先を行く「アメリカのスマートPOS事例」

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smartpos
GoodsieのMartin Robertsです。

日本でもタブレットやノートPCを活用したスマートPOSが盛り上がっています。カード決済も「Square」「PayPal」「Coiney」などいくつかの事業者がタブレットやスマホ対応のリーダーを投入して、POS業界に大きな変革の波が押し寄せています。

日本では、安価に導入できるスマートPOSは、店舗数の多い「飲食店」から広がりを見せており、テーブルにいながらのカード決済や、WEB上での売上管理、会計アプリとの連携、キャッシュドロワーやレシートプリンターなどの周辺機器との接続など、小さな店舗が必要とするインストアソリューションが中心となっています。

アメリカでは、オンラインストアとリアル店舗を統合して、顧客管理、在庫管理、売上管理、仕入管理、CRMまで一元化した「オムニチャネル型」のサービスが月額10,000円以内で登場しており、店舗にいながらネットショップの管理まで行えるという点で日本より一歩先を行っています。

今日はそんなオン/オフ連携のスマートPOSの世界観を、各社の動画も交えてご紹介するとともに、リアルな店舗とECを横断するグロースハックツールのスタートアップをご紹介いたします。




1. LightSpeed

LightSpeed」は、Mac/iPhone/iPad向けにデザインされたスマートPOSシステム。

LightSpeedは、Macを店内のフロントカウンターPOSとして活用できるだけでなく、在庫、受発注、顧客管理を中心としたバックオフィス機能はもちろん、Eコマースの販売/顧客/在庫データも統合。モバイルデバイスを利用した店内でのカタログ接客や、カウンター以外での決済などをフレキシブルに実現します。もちろん、マルチストアにも対応しており、複数のリアル店舗とのネットワークも構築可能です。

このプロモーションビデオは、売上の状況確認、オンラインショップでのオーダー処理〜在庫管理、顧客データを見ながらのアップセル、タブレットをカタログに見立てて商品棚の前での接客など、実際の利用シーンを想定して分かりやすく編集されています。

LightSpeed – Serious Retail Made Simple from LightSpeed on Vimeo.


利用料金は月額79ドルから。

http://www.lightspeedretail.com/




2. Shopify POS

ECプラットフォーム大手の「Shopify」も自社のオンラインストアオーナーに向けて、独自のiPad/POSアプリを提供することでオムニチャネル化をバックアップしています。

他社と違うのは、EC専業のサービス提供者が設計およびに開発をしているという点。

ShopifyPOSは、カタログ機能やカード決済リーダー、Eメール/プリントによるレシート発行、在庫/顧客管理までオムニチャネルを実現するための機能はもちろん、購買履歴からのメーリングリスト作成〜オファーメールの配信機能、ギフトカード(クーポン)など一通りの機能が搭載されており、決済についても主要カード会社だけでなくデビッドカードなどの導入も可能。

プロモーションビデオでは、店頭にいながらShopifyのプラットフォームを通じてネットショップを管理すると同時に、店頭でタブレットPOSのアプリを利用してオムニチャネルを実現しているシーンを表現しています。



利用料金は月額 49ドルから(オンラインショップをゼロから構築する場合は+29ドル)

http://www.shopify.com/pos




3. Index

Index」は、顧客を認識したうえで、リアルな店舗でのチェックイン情報や購買履歴等のPOSデータ、ロイヤリティプログラム、オンラインストアでの動向やオンライン上のさまざまなWEBサイトでのセッション情報をシームレスに統合できるO2Oに重点を置いたグロースハックツール。

オンライン/オフラインで使用されるクレジットカードの情報や顧客のEメールアドレス、ソーシャルアカウントをもとに顧客を特定して一人一人の顧客をプロファイリング。どのようにブランドや商品と接触しているかを解析したうえでインタレストを導き出し、来店時に顧客に対してパーソナライズされたオファーを提案することを目的としています。

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http://www.index.com/




リアル店舗のショールーム化が進む中、オンラインとオフラインを融合するテクノロジーは今後もどんどん発展していくことは容易に想像できます。

顧客との接点が多様化し、コミュニケーションチャンスもどんどん増えていくことになりますが、「押しつけ」ではない快適なサービスを実現することが今後のカギになるのではないでしょうか?

Martin Roberts

Martin Roberts

ノーコード/フリーデザインをコンセプトとしたニューヨーク発のECプラットフォーム「Goodsie」の担当プロデューサー。
広告代理店を経て、1999年よりiモードコンテンツの企画制作、Webドラマ「東京PromQueen」のプロデュースやハリウッドの人気コスメの輸入販売などさまざまな分野を経験。
コンテンツ、WEBサービス、プロダクトなどの視点からEコマース業界を盛り上げていきたいと考えています。
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Martin Roberts
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