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ウォルマート、マーケットプレイス「Jet」を33億ドルで買収

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米小売り最大手のウォルマート・ストアーズは、オンラインマーケットプレイス「Jet(ジェット)」を運営するJetを33億ドル(約3,379億円)で買収することを発表した。30億ドルは現金で、3億円はウォルマートの株式で支払う。

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低価格を売りにしたオンラインマーケットプレイス

「Jet(ジェット)」は、2015年7月にサービスを開始したオンラインマーケットプレイス。「早く商品が欲しい」という消費者のニーズではなく、「安く買い物したい」というニーズを掴むべく開始したサービスで、カートに商品を追加するほど商品の価格が安くなるユニークな仕組みが特徴だ。

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当初は年会費49.99ドルの会員限定のマーケットプレイスとしてオープンし、会員費によって収益を上げようとしていたが、昨年の11月に有料会員制度を撤廃し、商品を販売することにより収益をあげるモデルへの転換を行っている。

参考:Amazonキラーとして話題になった「Jet」が400億円を調達して再出発


創業者のマーク・ロア氏は過去にAmazonに事業を売却

創業者のマーク・ロア氏は、ペビー用品を扱う「Diapers.com」などを運営するQuidsi社を2005年に立ち上げ、2010年11月にAmazonに5億4,500万ドル売却した経歴を持つ人物。
「Jet」を立ち上げた際にも、Amazonキラーとして様々なメディアが取り上げ、大きな話題を呼んだ。今回も大物に買収され、新しい価値を創造する力が改めて証明されたことになった。

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中央が創業者のマーク・ロア氏

ウォルマートの発表によると、現在「Jet」は毎月40万人の新規顧客を獲得し、毎日2万5,000件の注文を受けているという。
「Jet」のブランドは今後も維持するとのことだが、ウォルマートのEC戦略にも大きな影響をおよぼすことになりそうだ。

Jet(ジェット)
https://jet.com/

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