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【体験レポ】ボタンを押すだけで商品が届く!「Amazon Dash Button」を使ってみた

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以前こちらでも紹介した、ボタンを押すだけで特定の商品の注文ができる米アマゾンのデバイス「Amazon Dash Button」を使ってみました。

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Amazon Dash Buttonとは?

「Amazon Dash Button」は、Wi-Fi経由でユーザーのAmazonアカウントと接続されている物理的なデバイスです。1つの「Dash Button」に対して1つの製品(例えばTideという洗濯洗剤)が対応しており、ボタンを押すだけでその製品の注文が完了します。


2016年6月時点で「Dash Button」に対応している製品数は100を超えており、消費の多い日用品をメインに、化粧品やペットフード、オフィス用品にまで対応製品を広げています。参加企業も増え、ドリトス、レッドブル、スターバックスなどの大手メーカー商品も対応し始めました。

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価格は4.99ドルですが、初めての注文が完了すると4.99ドルが返金されるので、デバイス自体は実質無料です。(2016年12月末までの期間限定)

今回はTideの「Dash Button」を購入してみました。


早速届きました

「Dash Button」自体はフリスクを2つ重ねた程度の大きさで少し厚みがあり、取り外し可能なフックと一枚の説明書が同封されて届きます。

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「Amazon Dash Button」のセットアップ

iPhoneもしくはAndroidに最新のAmazonアプリをダウンロードします。対応OSはこちらよりご確認ください。

アプリを起動して、アカウント設定項目の中の「Dash Button Setup」を選択すると、以下の通りチュートリアルが始まります。

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1. 初めにWi-Fi情報の登録

まず「Dash Button」の表面にあるLEDが青色に点灯するまで長押しします。その後、使用するWi-Fi接続を選択し、パスワードを登録します。

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2. 次にボタンを押したときに注文される商品を登録

今回は洗濯用洗剤Tide用の「Dash Button」を使用しているため、製品の選択画面ではTide製品のみが表示されましたが、他の製品用「Dash Button」を使用した場合は、製品に合わせた選択画面になります。

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アプリの通知設定をします。通知を有効にすると、注文完了時に画面上部にポップアップで注文完了のお知らせが表示されるようになります。最後に、製品の近くに「Dash Button」を取り付けるようガイダンスが表示されます。

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Amazonアプリをダウンロードしてからセットアップ完了まで特に難しいところはなく、5分程度で終わりました。

「Dash Button」の裏には両面テープが予め付いており、簡単に接着することができます。今回は洗濯洗剤Tide用の「Dash Button」なので洗濯機に貼り付けました。

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「Amazon Dash Button」を押すと・・・

「Dash Button」の表面にあるLEDが緑色で点灯し、LED点灯とほぼ同時にアプリがインストールされているiPhoneに注文完了のお知らせが表示されました。

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「Dash Button」は誤操作防止のため、デフォルトの設定では複数注文を受け付けないようになっています。(押した回数だけ注文したい場合は、Amazonのアプリから設定を変更できます。)

試しに複数回「Dash Button」を押してみたところ、LEDは緑色に点灯しましたがiPhoneには既に注文を受けている旨のメッセージが表示されました。

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定期購入 vs. 「Amazon Dash Button」

米アマゾンでは定期購入サービスを多くの製品で提供しています。 最大15%の割引が受けられ、いつでも定期購入を簡単にキャンセルできるため、私もトイレットペーパー、食器用洗剤、キッチンペーパーなどを定期購入しています。

しかし、定期購入の欠点として在庫を過度に抱えてしまうことがあります。特にトイレットペーパーは場所をとるので、在庫が十分にあるときに定期便が届いてしまったときは収納場所にとても困ります。

「Dash Button」を使えば、在庫が無いことに気付いた時に注文できるため、家に過度な在庫を置く必要がなくなり、これは定期購入にはない魅力です。ただし、「Dash Button」による注文では今のところ割引は見当たらず、対応製品も定期購入と比較すると少ないです。


プログラムミング可能なDash Button「AWS IoT Button」

実は「Dash Button」を選ぶ際、トイレットペーパー用を購入したかったのですが、いつも使っているトイレットペーパーのメーカーは「Dash Button」に参加していませんでした。アマゾンは。ユーザーがプログラミング可能な「AWS IoT Button」も限定で発売しているので、どうしてもいつものトイレットペーパーを「Dash Button」で買ってみたくなったら、プログラムを書いてみようかと思います。

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ただし、「AWS IoT Button」は開発者向けの機能が用意されているため価格は19.95ドルです。「AWS IoT Button」はプログラミング可能なデバイスとしては低価格で押さえられていることもあり、2015年5月に初回販売した際は約4時間で売り切れ、現在も約3ヶ月の入荷待ちとなっています。


「Amazon Dash Button」の今後

アマゾンは家電メーカーと協力し、こちらでもご紹介した「Amazon Dash Replenishment Service(DRS)」を製品に搭載し、自動で消耗品を注文するサービスを開始しています。例えばDRS対応プリンターのインク残量が少なくなれば自動、もしくは搭載されているボタンを押してインクを発注する、というサービスです。

アマゾンの広報キンレイ・ピアソール氏がウォールストリートジャーナルに対して「Dash Buttonでの目標は、顧客の考えを最大限知ることだ」とコメントしています。。
アマゾンとしては、「Dash Button」を広めるというよりは、DRSなどのインターフェースの要らないloT普及の第一歩として考えているようです。


感想

「Dash Button」による注文は、2016年1月から3月までの3ヶ月間で約75%増となっており、今後対応する商品数が増えるに従ってさらに注文は増えていくと思われます。

個人的には、「押すだけで商品が注文できる」というのは、シンプルな特徴で面白いと思いますし、誤操作で複数回注文しないような仕組みが提供されている点も子供やペットがいる家庭では特にありがたいと思います。

「Dash Button」は設定も注文も簡単なので私は使い続けそうです。いつものトイレットペーパーも「Dash Button」対応してくれることを願っています!

Amazon Dash Button
https://www.amazon.com/oc/dash-button/

杉田沙織(すぎたさおり)

杉田沙織(すぎたさおり)

大学院で機械工学(ロボット工学)を専攻したのにもかかわらず、卒業後は某メーカーにてデジタルカメラ用ソフトウェア開発に従事。退職後、2014年よりニューヨーク在住。趣味はヨガでインストラクター資格も取得しました。現在ニューヨーク大学クーラント数理化学研究科の修士課程在学中。インドと中国の秀才たちに混じって、絶賛落ちこぼれ中です。
杉田沙織(すぎたさおり)
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