米Googleは10月4日(現地時間)、音声アシスタントデバイス「Google Home(グーグルホーム)」を11月4日に米国で発売することを発表した。価格は129ドルで本日より予約を開始している。
Amazon Echoに対抗する音声アシスタントデバイス
日本には未上陸だが、Amazonが提供する音声アシスタントデバイス「Amazon Echo」に対抗するデバイスがいよいよGoogleから発売される。AndroidだけでなくiPhoneにも対応する。
「Google Home」は、話しかけることで質問や実行したいことなどに応えてくれる音声アシスタントデバイスだ。Googleの新たな音声アシスタント機能「Google Assistant」に対応しており、質問などに対して、内蔵スピーカーによる音声で答えてくれる。
「OK Google、今日の天気は」と話しかければ、「今日の天気は晴れです」といった形で音声で答えてくれるので、忙しい朝の時間に準備をしながら確認することができる。
ほかにも、タスクやスケジュール、交通情報などの確認が可能。アラームやタイマーのセット、ショッピングリストに追加することなどもできる。
内蔵スピーカーで音楽を流すことも可能で、「シーアの曲を再生して」と話しかければ、すぐに音楽が再生されるといった形だ。「Google Play Music」や「Spotify」と連携して曲を流すことができる。Iotデバイスとも接続可能。
この日公開されたプロモーションムービーでは「電気をつけて」「音楽をかけて」といった単純なものから、「カラメルの代わりになるものない?」「クジラの鳴き声は?」といった質問に答えてくれる様子が紹介されている。
簡単な通訳のようなことも可能で、「スペイン語で”はじめまして”って何ていうの?」と質問すれば、スペイン語で「はじめまして」と言ってくれるという具合だ。
これからの生活の当たり前になるのか
この手のデバイスを使ったことがないというのもあるが、どれほど有用なのかがいまいち想像しにくい。スマートフォンがあればできてしまうことが多いので、わざわざ専用デバイスが必要なのかという疑問もある。
ただ、独り言のように確認したいことをつぶやけば、それに答えてくれる存在があるというのは、これまでにないような新しい生活スタイルを生み出してくれそうな気もする。それはきっと使ってみないとわからないことだ。
残念ながら日本での発売は未定だが、Google Storeに日本語のページが用意されているので、近いうちに発売される可能性もありそうだ。