家で手軽に野菜を育てられる水耕栽培をご存知ですか?
最近ではさまざまなサイズ・価格の水耕栽培キットが売られていますが、なんとスマートフォンで野菜の管理ができる水耕栽培セットが登場しました。その名も「foop(フープ)」。一体どのように使うのでしょうか?
テクノロジーを駆使したスマート菜園
水耕栽培とは、その名の通り野菜や植物を土じゃなくて水と液体肥料で栽培する方法のこと。
一般的には、水を含ませたスポンジに種をセットし、LEDライトを当てることで野菜を育てます。
レタスやハーブ、ベビーリーフなどの葉物野菜が特によく育ちます。天候に左右されず、成長も早く、クリーンな環境で育てられることからここ数年で注目が集まっています。
「foop」ではその水耕栽培を、専用アプリやセンサーを使って野菜の成長を管理できるようにしました。
野菜を育てるには、適宜水をあげたり、間引きを行ったりする必要があり、初心者にとってはすこしハードルが高く感じられます。
「foop」では、これらのお手入れのタイミングや食べごろの時期や、現在の栽培環境をスマホで手軽にチェックできるんです。
専用アプリで野菜の「今」をチェック&管理
専用アプリで育てる野菜を選択すると、野菜に合わせた環境に自動設定してくれます。
「foop」の中には光の強さやCO2の濃度、温度や湿度を測定するセンサーがつけられており、LED照明やエアーポンプ、送風ファンと連動し、最適な環境を作ってくれるのです。
「foop」内の光や空気の環境は、自然よりも理想的な環境なのだとか。
また、お手入れの時期や収穫のタイミング、温度設定などのアドバイスも適宜受け取れるので、野菜を失敗なく育てることができます。
さらに、外出先でもアプリで水量や温度などの「foop」内部の環境や、外部の環境を確認できるモニタリング機能付き。旅行や仕事中も安心ですね。
専用アプリは、iPhone版とAndroid版の両方がリリースされており、「foop」本体と同期することで利用できます。アプリの利用にはFacebookアカウントが必要となります。
インテリアにもなじみやすいおしゃれなデザイン
水耕栽培キットというと、どこかもっさりとしたデザインのものが多かったのですが、「foop」は見た目もスマート。
デザインは、グッドデザイン賞の受賞歴も持つプロダクトデザイナーの神原秀夫氏が手がけています。
操作はすべてスマホで行うので、ボタンがなく、唯一あるのは右下のインジケーターだけ。
こちらは20種類以上のアイコンで、野菜の状況をお知らせしてくれます。
サイドには飛騨の木材が使われており、どことなくあたたかみも感じられます。
全体がアクリルのカバーで覆われているので、虫やホコリを防ぎやすく、衛生的に育てられるのも嬉しいですね。
革新的な水耕栽培セット「foop」ですが、現在は限定個数の予約販売のみで、正式な販売はまだスタートしていません。(※予約販売も現時点では販売台数に達して受付終了となっています。)
値段では特別価格で、38,800円とのこと。
実は私も別の水耕栽培キットで野菜を育てたことがあるのですが、収穫のタイミングが分からなかったり、虫やホコリが気になったり、水が腐ってしまったりして、なかなか難しく感じました。
「foop」ならこのあたりのストレスが軽減されそうです。
正式な販売が待ち遠しいですね!
foop(フープ)
https://foop.cestec.jp/