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KDDIの「Wowma!」出店料の無料化を発表 ー 3年後の流通総額は1500億円に

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昨年末にKDDIがDeNAのショッピングモール事業を買収し、「DeNAショッピング」と「auショッピングモール」のサービスブランドを統合する形で1月30日に始動した「Wowma!(ワウマ)」。
事業を推進するための新会社であるKDDIコマースフォワード代表の八津川博史氏は3月14日、出店者やメディア向けに2017年度の事業戦略説明会を開催した。

KDDIコマースフォワード代表の八津川博史氏

3月15日から出店料の実質的な無料化を実施

まず、この日最も大きな発表となったのは、3月15日から実質的に出店料の無料化に踏み切ることだ。
これまで出店する際に入会金として6万円、月額費としてアドバンスプラン5万円、ライトプラン1万6,500円という2つのプランを展開してきたが、7月からこれを一本化し、新たに入会金1万円、月額費4,800円の新プランに移行することが発表された。
ただし、2018年3月末までの新規契約および契約更新に関しては「0円キャンペーン」として、入会金・月額費ともに0円とする。期間は区切ってあるが、期間終了後も0円を継続する可能性があるとのことだ。

さらに新プラン導入に先駆けて、3月15日の正午から新規契約の入会金および月額費用を0円にするキャンペーンを開始する。すでに出店済みの店舗に関しても月額費をシステム利用料と相殺する形でバックしていくとしており、実質的に無料となる。

販売における成約手数料および決済手数料に関しても見直しが行われる。これまで成約手数料と決済手数料は合わせて販売価格の9%〜10%が発生していたが、これが7月からは4.5%〜に変更される。料率は店舗により異なるとのことだが、最大でこれまでの半額で利用できるようになる。

3年後の流通総額は1,500億円に

出店の敷居または販売時の手数料を下げることで、ショッピングモールの活性化を狙う「Wowma!」だが、3年後の流通総額の目標も明らかにした。
2019年度の流通総額は、2016年度の3倍となる1,500億円とすることを目標として掲げ、変革への本気度を伺わせた。

6月頃にはテレビCMも展開

集客の取り組みも強化する。大規模なプロモーションとしてテレビCMを6月頃に実施するほか、auとの連携も強化していく。

auとの連携という面では、「Wowma! for au」での購入者にauのスマートフォンでできるデータプレゼントを開始したほか、今後もauの優待プログラム「au STAR」の会員向けのギフト券プレゼントや、auのスマパスプレミアム会員は土曜日のポイントが最大18倍に、au WALLETのクレジットカード決済でポイント増量などのサービスを提供していく。

この他にも、毎月の大型施策、毎週の買い回り企画、毎日の限定イベントを実施することで集客を強化していくとのことだ。

サービスの使い勝手も向上

その他には、ファッションコーディネートアプリ「IQON」を運営するVASILYを開発パートナーに迎え、「Wowma!」のアプリのフルリニューアルを2017年の夏頃に実施する。まずは操作性の向上や店舗フォロー機能によるパーソナライズ化が可能になるとのことだ。
また夏前にパーソナライズを考慮した検索エンジンの強化や、冬頃に商品レコメンド機能の強化などが実施される予定だ。
また、出店者の使い勝手を向上する新機能なども今冬に一気に拡充することも発表された。

KDDIの傘下となったことで、改革へのアクセルが踏まれた感のある「Wowma!」。2017年はその1年目として、どこまで変化を感じさせることができるかが重要になりそうだ。

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イイヅカ アキラ
Shopping Tribe編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。 【メディア出演歴】 日本テレビ「ZIP!」 / TOKYOFM「中西哲生のクロノス」 / 週刊SPA!