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中国向け越境ECを展開するInagoraが23億円を調達 ー 10ヶ月で47億円を調達

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中国向け越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」などを展開するInagoraは、World Innovation Labのほか、既存株主である中国大手投資会社 Ventech China、TO-WIN Invest Limited、個人投資家を引受先とする第三者割当増資を実施し、2,100万ドル(約23億円)を調達したことを発表した。同社は今年の2月と5月にもそれぞれ12億円を調達しており、今年調達した資金の総額は47億円にのぼる。

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日本メーカーの製品を中国消費者に届けるプラットフォームを展開

Inagoraは、キングソフト代表の翁永飆氏と美容家の山本未奈子氏によって2014年12月に設立された企業で、日本メーカーと中国の消費者を結ぶ越境ECプラットフォーム「豌豆プラットフォーム」を展開するほか、日本の商品を中国の消費者に向けて販売する越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」や、写真投稿SNSにショッピング機能を統合したショッピングアプリ「WONDERFULL(ワンダフル)」を提供している。

「豌豆プラットフォーム」は、日本メーカーが中国で販売する上で必要な、翻訳・物流・決済・マーケティング・顧客対応などの業務をすべて代行する越境ECプラットフォームで、日本の事業者は日本語の管理画面で商品登録や在庫管理、受注処理を行えるほか、商品も日本の倉庫に発送するだけで、中国の消費者に向けて販売することができる。
登録された商品は、同社が展開する「豌豆公主」に加え、「淘宝全球購(タオバオグローバル)」や「京東(JD.com)」、「小紅書(RED)」「考拉(Kaola)」などを通じて販売される。あらゆるニーズに対応するために「出店」「仕入れ」「独占販売」の3形態に対応し、初期費用や固定費はかからない。

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「豌豆公主」は、20代〜30代の富裕層の女性をターゲットに様々なカテゴリの商品を販売するアプリ。2015年8月に提供を開始してから100万ダウンロードを突破し、取扱商品数は1,500プランドからSKUで10,000点を揃える。

同社は、「2016年は大手ECサービスだけに頼って販売する時代から変わろうとしている」と述べ、SNSなどで影響力のあるオピニオンリーダーや個人のネットショップなどとも連携し、越境ECネットワーク戦略を推進する計画も明らかにした。

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調達した資金は、中国現地でのマーケティング強化を始め、本企業向け越境ECコンサルティングメンバーの人員増強や、商品の魅力を最大限に引き出すコンテンツ制作部隊・設備の増強、越境ECネットワーク戦略を推進するための事業開発体制の強化およびシステム開発に投資するとしている。

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