NEWS

LINE Appsをオープン化 ー LINE上で様々なサービスがシームレスに利用可能に

LINEは、LINEアプリ内で展開する「LINE Apps」のオープン化に踏み切る。LINE上で外部サービスをシームレスに利用できる仕組みを「Official Web App」として新たに提供。ECサイトや予約サイトなどのウェブサービスを運営する事業者に今夏を目処に開放する。
line1

LINE上でシームレスなサービス提供が可能に

「Official Web App」は、ユーザーがLINEアプリ上でサービスをスムーズに利用できるようにする仕組み。企業が提供するウェブサービスとLINEアカウントを連携させることで、LINEアカウントを起点にした「集客」「アクション誘導」「リピート促進」までをスムーズに完結させることを狙う。
ユーザーは新たにアプリをインストールすることなく、LINEアプリ上でシームレスにサービスを利用できるようになる。
ユーザーのサービス利用をよりスムーズにする機能として、ログイン時の入力を不要にする「オートログイン」機能や、登録や問い合わせ時の個人情報入力を不要にする「プロフィール+」機能を提供。「プロフィール+」は、個人情報の入力時に、ユーザーがあらかじめLINEに登録しておいた情報を選択するだけで入力できるようにする入力補助機能だ。
line4

月額2万円から利用できるプランも提供

「LINE ビジネスコネクト」「オートログイン」「プロフィール+」「LINE Pay」を自社サービスに実装することで、ユーザーに対してLINE上でスムーズなサービス利用体験を提供することが可能になる。
一定基準を満たした企業アカウントは「Official Web App」として、LINEアプリの「その他」タブや「公式アカウント」一覧のおすすめサービスでの表示、LINEアプリ内のリストや検索結果におけるランキングの向上などにより、ユーザーに広く認知してもらえるようになる。
「Official Web App」を利用できるのは、LINE公式アカウントを運営する企業のほか、今夏より新たに開始する月額2万円のプランも対象とする。
新たなプランは友だち数10万人まで、APIによるメッセージ配信も追加従量課金や通数制限なしで利用できるもので、中小規模の企業でも利用できるプランとなる。
line3
「Official Web App」は今夏に提供予定だが、「@cosme」「一休.com」「食べログ」「出前館」「リクナビ2018」をはじめとして、すでに45社の利用が決まっているとのこと。
line5
line6
今回のサービス提供により、LINE上で様々なサービスが利用できるようになり、いろいろなことが完結してしまう状況が作り出されることになるのかもしれない。「LINEにあるからこのサービスを利用する」と言ったユーザーも間違いなく現れるだろう。
2万円のプランの提供により、多くの企業が参加しやすくなったことも大きな変化を生み出しそうだ。


LINE(ライン)
http://line.me/ja/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

You may also like

Comments are closed.