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ユニクロ、EC事業の売上比率を5%から30%超に ー 3〜5年を目処

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ユニクロ」を展開する株式会社ファーストリテイリングは10月8日、2015年8月期の決済説明会を行い、EC事業の売上比率を現状の約5%から将来的に30%〜50%に引き上げる考えを明らかにした。

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2015年8月期のEC関連売上高は3割増、EC化率は4.5%に

国内ユニクロ事業の2015年8月期のインターネット通信販売などによるダイレクト事業売上高は324億900万円で前期比27.9%増だった。
国内ユニクロ事業に占めるネット通販の割合は4.5%程度。経済産業省が5月に発表した国内BtoCにおけるEC化率4.37%に近い数字ではあるが、EC化が進むファッションカテゴリにおいてはまだまだ低い水準となっている。

そんな中、ユニクロは9月にデジタルイノベーションを推進することを目的とした新会社「ウェアレクス」を設立しており、アクセンチュアと協業してデジタル化を推進していくことを明らかにしている。
これにより、企画・生産・物流・販売のすべてのプロセスでネット化を推進する考えだ。

決算説明会の中で、EC化率が一気に引き上げられる条件として、ファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長である柳井氏は「将来的にはバーチャルで買ったのかリアルで買ったのか意識をせずに、いつでもどこでも最高の環境で買い物ができるようになっていく。」という将来像を示し、こうなったときに3割〜5割という状況になるだろうとしており、これが3年から5年程度で実現できるのではないかという見解を示した。
なお、アメリカのEC化は国内より進んでおり、EC化率が15%程度になっているとのことだ。

ファーストリテイリングは、有明に敷地面積約3万6,300平方メートルの新物流施設を建設中で、来年の春頃に稼働を開始する予定だ。
これにより、即日配送サービスを提供する予定だが、秋冬にはこの有明を舞台にした「デジタルフラッグシップストア」を展開する予定であることも明らかにしている。

また、ユニクロは海外でネットで購入した商品を店舗で受け取れるサービス「Click&Collect」を提供しているが、インターネット販売の約20%〜30%の割合で利用されていることも明らかにした。このようにユーザーの選択肢を広げるサービスの提供も進んでいき、2016年は様々な展開が見込めそうだ。

ファーストリテイリング
http://www.fastretailing.com/jp/

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