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人工知能がセンスを学習するアプリ「SENSY」のカラフル・ボードが1.4億円を調達

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人工知能がセンスを学習するアプリ「SENSY(センシー)」を展開するカラフル・ボード株式会社は、2015年4月にACA株式会社が運営するファンドや国内事業法人などを引受先とする第三者割当増資により、総額1億4,000万円を調達したことを5月14日に発表した。
調達した資金は、主に人材採用の強化に活用される方針だ。

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カラフル・ボード 代表取締役CEO 渡辺祐樹氏


人工知能がセンスを学習するアプリ「SENSY」を展開

「SENSY(センシー)」は、次々と表示されるファッションアイテムに対して、「LIKE(好き)」か「DISLIKE(嫌い)」かを選択していくだけで、人工知能がその人のファッションセンスを学習し、自分の好みにあったアイテムを提案してくれるアプリだ。現在の連携ブランドは2,465以上となっており、欲しいアイテムがあればそのままECサイトに遷移して購入することもできる。

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2014年11月にサービスを開始し、半年ほどでダウンロード数は3万件。当メディアでもかなりシェアされ話題となったサービスだが、現在の課題はアクティブ率とコンバージョン率の改善にあるという。
そんな中、大幅なアップデートを8月〜9月に予定しており、これまでに生まれたアイデアを反映した新たな「SENSY」を提供する予定だ。すでにエンジニアを増員し開発を加速させている。
アップデートする部分として、利用者が好き嫌いを判断しやすくする改良を考えているという。例えば、単体だと「イメージしづらい」といった問題があるが、ここをコーディネートで提案することで、好みなのか好みじゃないのかを判断しやすくするといった形だ。

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カラフル・ボード代表の渡辺氏によると「アイデアはあっても、これまで人員の関係でなかなか機能追加ができなかった」というのが正直なところのようだが、これまでにもアプリはいくつかのアップデートが行われている。
お気に入りに入っているアイテムが安くなった際に通知する機能や、パーソナライズしたアイテムのまとめを提案する機能などがすでに追加されたほか、利用者アイテムが偏りすぎないために分散するアルゴリズムも適用されている。
現段階でも、リリース時にしか利用していない人は変化を実感できるかもしれない。

アプリに関しては、海外にも展開していく計画で、まずはアジアを中心に広げていく考えだ。


アプリで培ったものをBtoBの分野で展開

カラフル・ボードは、今後も「SENSY」を主力事業として展開し、アプリで培ったものをBtoBの分野で提供していく考えだ。すでに進行しているのが、先日発表されたリアル店舗での接客サービスとして提供するものや、ECサイトへ「SENSY」を導入するプロジェクトだ。ECサイトでは、人工知能による販売員を設置するイメージで、訪問者の好みを確認したうえで、おすすめの商品を提案するというものだが、近いうちに2、3店舗に導入され、秋以降に本格的にサービスを開始する予定だ。

ビジョンとして、1人1台の人工知能を作っていきたいと考えており、これまで出会えなかったような人とコンテンツとの出会いを提供していくことを目指している。その第一歩としてファッションを展開し、ほかの分野へも展開していく考えだ。
今後は、食・映像・音楽・旅行・ヘルスケアなど、ライフスタイル全般で人工知能「SENSY」を展開する計画で、今年中に「音楽」と「グルメ」の分野で展開する予定だ。ベースとなる好みを理解する人工知能を活用しながら、それぞれの分野に応じたアルゴリズムを開発する。同じアプリ内で展開するか、別アプリで展開するかは今後検討していくとのことだが、「SENSY」ブランドで統一する方針だという。

「SENSY」のアルゴリズムは慶應義塾大学と千葉大学と共同開発したものだが、もともと代表の渡辺氏は慶應義塾大学で人工知能を研究していた人物で、現在も中心となってアルゴリズムの改良を続けている。現在は、大学で人工知能を研究している学生などにも手伝ってもらっているとのことだ。

現在のメンバーはインターンを含め15名ぐらいの体制だ。このメンバーを2倍〜3倍程度に拡大し、一気に開発スピードを高めていく予定だ。これから1年でどれだけアプリがどれだけ成長するのか期待していきたい。

今後も採用を積極的にやっていくとのことなので、人工知能に興味のある方はコンタクトをとってみてはいかだろうか。

SENSY(センシー)
http://sensy.jp/

ファッションスタイリストアプリSENSY(センシー)
カテゴリ: ライフスタイル
価格: 無料

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