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ドライバーは要チェック!駐車場シェアリングサービス7選

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昨年から急速に広がりを見せている駐車場シェアリングサービス(駐車場予約サービス)をご存知でしょうか。駐車場を事前にウェブサイトで予約することができ、相場よりも安い価格で利用できるサービスで、都心部を中心として全国に対応する駐車場が広がっています。

2016年には時間貸駐車場を展開する大手2社である「タイムズ」のパーク24や「三井のリパーク」の三井不動産リアルティが相次いで参入したほか、2017年には楽天も新たにサービスを開始しました。今後さらに市場が拡大することが予想される分野です。

遊休スペースを駐車場として活用

駐車場シェアリングサービスは、空き駐車場を貸したいオーナーと駐車場を探すドライバーをマッチングさせるサービスです。契約されていない月極駐車場や利用されていない自宅の駐車スペースなどを持つオーナーが駐車スペースを登録し、ドライバーはアプリやウェブサイトを通じて、それらのスペースを自由に予約して利用することができます。

駐車場は地図上で探すことができ、目的地からの距離や料金などのより条件の良い駐車場を探すのも簡単です。

akippaのアプリでスカイツリー周辺を検索した例。駐車場は写真で事前に確認できます。

1日単位で予約できるサービスが多いですが、中には1時間単位や15分単位の予約に対応しているサービスもあります。料金はオーナー自身が決めるためまちまちですが、コインパーキングの相場よりも2割〜5割程度安い価格が設定されていることが多いです。

オーナーにとっては遊休スペースを有効活用できるだけでなく、駐車スペースに機器を設置する必要もないので、手軽に始めることができるのが、スペースが急速に広がりを見せている理由です。
基本的に各社のサービスは初期費用や月額費用などはかからず、駐車場が利用された場合にのみ手数料が発生する仕組みになっています。売上金の60%前後がオーナーに支払われるのが一般的です。全日貸し出す必要もなく、特定の曜日の特定の時間帯だけを登録することができます。

事前予約により安心して現地へ向かえる駐車場シェアサービス

ドライバーにとってなんといっても便利なのが事前に予約できるという点です。現地で駐車場を探す必要がなくなるので、「満車」や「料金が安い駐車場があるか」などを心配する必要がなく、安心して目的地に向かえます。
あらかじめ料金も確認できるので、より条件の安い駐車場を見つけるのも簡単です。支払いも事前に済ませられるので、支払い時に「小銭がなかった」などで支払いで困ることはありません。
あと、1日単位での予約になるので、出入りが自由なのも使い勝手が良いポイントです。

予約できる駐車場のイメージ。特に目印のない駐車場が大半。

貸し出されている駐車スペースは、月極駐車場の一角や戸建て住宅の玄関先など様々です。コインパーキングのように看板などの明確な目印はないので、地図と説明を頼りに見つける必要があります。
ただ、基本的に順路を複数の写真を使って説明してくれているので、割とスムーズに見つけることができます。
実際に何回か利用していますが、「他の車が止まっていた」などのトラブルにあったことはありません。最初の頃は「ここで本当に大丈夫かな・・・」という不安も結構ありましたが、写真で駐車スペースが明確に示されているので、しっかりと確認して駐車することができます。

それでは、現在代表的な7つのサービスを紹介していきます。
掲載順は駐車スペース数のみを基準としたものとなっています。基本的にサービスによって登録されている駐車スペースは異なるので、目的地によって使い分けると良い駐車スペースに出会いやすいです。
まだ新しいサービスが多いので、是非色々なサービスを試してみてください。

akippa(あきっぱ)

駐車場シェアリングサービスで最も多い約9,000箇所の拠点が登録されているのが「akippa」です。2014年4月にサービスを開始し、このサービスをメイン事業とするakippaにより運営されています。
1日単位の予約が可能なサービスとしてスタートしましたが、2016年3月に15分単位での利用も可能となっています。ウェブサイトのほか、iPhoneとAndroid向けのアプリも提供しています。
24時間365日運営のコールセンターもあり、万が一のトラブル時には代替の駐車場を手配してくれるなどのサービスも提供しています。
東京・大阪を中心とした都心部や、全国的にイベントやコンサート開催時のスタジアム周辺の利用が人気とのことです。

運営会社 akippa株式会社
提供開始 2014年4月25日
駐車スペース数 スペース数非公開 拠点数は約9,000箇所※(2017年2月)
※1箇所あたり1台以上の駐車スペースあり
提供エリア 首都圏・関西エリアの都心部を中心に全国
対応車種 オートバイ/軽自動車/コンパクトカー/中型車/ワンボックス/大型車/SUV
利用可能単位 1日単位/15分単位
決済方法 クレジットカード/キャリア決済
提携企業(サービス) トヨタ自動車、住友商事、LINE、レオパレス21、京浜急行電鉄、東急ライフィア、JR九州、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、日本駐車場開発、大和ハウスパーキング、セレッソ大阪、トリドール、セブンイレブンジャパン、ナビタイムなど
オーナーへの支払い 駐車場代金の60〜70%
利用手段 ウェブサイトiPhoneAndroid
会員数 非公開(2016年10月の前年同月比では個人利用数が45倍だったとのこと)

B-Times(ビィタイムズ)

時間貸駐車場の最大手「タイムズ」を運営するパーク24が展開する「B-Times」。全国で約64万台分の駐車スペースを管理する独自のネットワークが強みとなります。「タイムズ」の月極駐車場の一部が登録されているほか、カーシェアリングサービス「タイムズカープラス」とシステム連動して予約がしやすくなっています。
約600万人が登録する「タイムズクラブ」の会員IDでログインすることができます。24時間の電話サポート窓口もあるので安心です。
空港周辺のタイムズカーレンタル店舗の駐車場を利用した場合は空港までの無料送迎バスを利用できます。
スポーツやイベントが開催される施設周辺や空港周辺、京都や銀座などの観光地周辺が人気とのことです。

運営会社 パーク24株式会社
提供開始 2016年8月26日
駐車スペース数 約4,000台分(2017年2月)
提供エリア 関東中心に44都道府県
対応車種 普通車/軽自動車/オートバイ
利用可能単位 1日単位
決済方法 クレジットカード
提携企業(サービス) 各鉄道会社など
オーナーへの支払い 駐車場代金の60%
利用手段 ウェブサイト
会員数 約600万人※タイムズクラブの会員数(共通IDのため)

軒先パーキング

2012年10月からいち早く駐車場シェアリングサービスを開始したのが「軒先パーキング」です。運営会社の軒先は、貸しスペース予約サービス「軒先ビジネス」も展開しており、こちらのサービスとも連携して不動産活用の最適化を行っています。
観光地やイベント施設の周辺に注力しているとのことで、東京都内や観光地・ドーム・スタジアムなどイベント施設の周辺が人気とのことです。
2016年8月に不正アクセスによる個人情報流出を発表し、一時的にサービスを停止しましたが、現在はセキュリティを強化し、サービスを再開しています。

運営会社 軒先株式会社
提供開始 2012年10月18日
駐車スペース数 3,500台分(2017年2月)
提供エリア 関東1都3県を中心に全国
対応車種 普通車/軽自動車/オートバイ
利用可能単位 1日単位
決済方法 クレジットカード/携帯キャリア決済
提携企業(サービス) 日本自動車連盟、東急住宅リース、川崎フロンターレなど
オーナーへの支払い 駐車場代金の約65%
利用手段 ウェブサイト
会員数 約12万人(2017年1月時点)

トメレタ

時間貸し駐車場を展開するコインパークを傘下にもつCPホールディングスグループが100%出資で設立されたシェアリングサービス社が展開するサービスです。全国に約7,500台のコインパーキングを展開する独自のネットワークが強みです。NTTドコモが展開する「docomoスマートパーキングシステム」の実証実験に協力しており、時間貸しサービスも試験提供しています。共通ポイントサービス「Ponta」と提携しており、100円につき1ポイントが付与されます。
野球場やサッカースタジアムがあるエリアや、東京ディズニーリゾートなどの周辺エリアが特に人気とのことです。

運営会社 株式会社シェアリングサービス
提供開始 2015年10月
駐車スペース数 1,500台分(2017年2月)
提供エリア 関東を中心に全国に拡大中
対応車種 普通車/軽自動車/オートバイ
利用可能単位 1日単位/1時間単位
決済方法 クレジットカード
提携企業(サービス) 共通ポイントPontaなど
オーナーへの支払い 駐車場代金の65%
利用手段 ウェブサイト
会員数 1万9,000人

ラクパ

今回紹介する中では最も後発となる楽天の「ラクパ」。楽天会員IDでログインすることが可能で、利用金額に応じて1%分の「楽天スーパーポイント」が貯まるほか、利用することもできます。iPhoneとAndroid向けのアプリも提供しています。
現在は1都3県のみで展開しており、今後順次拡大させる予定。楽天グループのサービスとの連携も予定しており、「楽天トラベル」に登録する施設による駐車場登録なども進めていきたいとのことです。

運営会社 楽天株式会社
提供開始 2017年2月23日
駐車スペース数 1,000台分(2017年2月)
提供エリア 1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
対応車種 大型車/普通車/軽自動車/オートバイ
利用可能単位 1日単位
決済方法 クレジットカード、楽天スーパーポイント
提携企業(サービス) 楽天トラベルや楽天ビューティとの連携を検討
オーナーへの支払い 駐車場代金の65%
利用手段 ウェブサイトiPhoneAndroid
会員数 (サービス開始直後のため未確認)

スマートパーキング

名古屋に拠点を置くシード社が展開する駐車場シェアリングサービスです。事前予約はできないため他のサービスとは仕組みが違いますが、ビーコン付のカラーコーンを設置するだけでコインパーキング化できる独自の仕組みを導入しているサービスです。
ドライバーが利用する際は、スマホアプリで空いている駐車場を探して、駐車場に置いてあるカラーコーンにスマホをかざすことで入庫・出庫処理が可能です。コインパーキングと同じで、停めた分の料金が加算され、出庫する際にアプリで決済を行います。入庫してからの利用時間や料金もスマホでチェックできるので安心です。iPhoneとAndroidアプリを提供しています。
中部、関東、関西、九州が人気エリアとのことです。

運営会社 株式会社シード
提供開始 2016年3月1日
駐車スペース数 約700台分(2017年2月)
提供エリア 全国
対応車種 オートバイ〜大型車・SUVまで
利用可能単位 時間単位
決済方法 クレジットカード/PayPal
提携企業(サービス) アイカワホーム、アサヒグローバル、S-point、しなと、ブルーボックス、ユーミーホールディングス、リードワン、シティネット、セキスイハイム東海、太陽ハウス、宝コミュニティサービス、福岡県住宅供給公社、森定不動産など(あいうえお順)
オーナーへの支払い 駐車場代金の50%
利用手段 ウェブサイトiPhoneAndroid
会員数 非開示

toppi!(トッピ!)

業界2位の「三井のリパーク」を展開する三井不動産リアルティの駐車場シェアリングサービスです。全国で約20万台分の駐車スペースを管理する独自のネットワークが強みとなります。「三井のリパーク」の月極駐車場や時間貸し駐車場の一部が利用可能なので、都市部や繁華街の付近などの好立地な駐車場が予約可能です。24時間365日運営のコールセンターも用意されています。
駐車スペースの登録は必ずスタッフが出向き、写真撮影から情報登録まで行っているのが特徴です。
サービスを開始するにあたり、エスキュービズム社が提供する駐車場用予約・決済システム「eCoPA」を採用しています。

運営会社 三井不動産リアルティ株式会社
提供開始 2016年11月1日
駐車スペース数 約500台分(2017年2月24日時点)
提供エリア 首都圏、関西圏、中部圏
対応車種 大型車/普通車/軽自動車/オートバイ
利用可能単位 1日単位
決済方法 クレジットカード
提携企業(サービス) エスキュービズムなど
オーナーへの支払い 駐車場代金の60%
利用手段 ウェブサイト
会員数 非開示
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イイヅカ アキラ
Shopping Tribe編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。 【メディア出演歴】 日本テレビ「ZIP!」 / TOKYOFM「中西哲生のクロノス」 / 週刊SPA!