INTERVIEW

【製造現場レポ】創業92年!子ども名入れ食器を製造・販売する陶器メーカー「竹堂園」

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食器の成形から発送まで、すべて自分たちで

竹堂園では、食器の成形から焼成、絵付け、さらに食器の梱包から発送まで、すべて自社で行っています。

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こちらは、土をこねる機械。陶器は粘土が主な原料となりますが、それに水と珪曹という分散材を混ぜて陶器の生地を作ります。気温や湿度によってこれらの原料の比率を微調整する必要があり、この微妙な加減が難しいとのこと。
その後、土を石膏でできた型に圧力をかけて流し込み、成形します。この工程は、圧力鋳込みと呼ばれています。

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こちらは、成形された生地を型から外している様子。型と生地の間に空気を入れて外すのですが、こちらも空気を入れすぎると生地が歪んだりひびが入ったりしてしまうようで、加減が難しそうな工程でした。

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その後、一つずつ人の手によって細かい仕上げや装飾を行います。カップなどの取っ手もこの工程で取り付けられます。その後、食器をよく乾燥させて800度で素焼きを行います。

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素焼き後は、下絵付けや装飾を行います。こちらは、「いっちん」と呼ばれる、瀬戸焼独特の装飾で、ペースト状にした粘土で立体感のある模様を描きます。

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その後釉薬を塗り、窯で本焼きを行います。このように食器を棚状に積み上げ、台車で窯の中に運びます。
焼成後は食器をよく冷まします。本焼きでは、窯の中は1240度にもなるため、冷ますのにも丸一日、または一晩ほどかかるとのこと。

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食器を冷ましたあとは、上絵付けを行います。名入れはこの工程で行われます。名入れは、ひらがな・カタカナ・ローマ字で入れられるとのこと。一つずつ丁寧に名前が入れられていました。

最後に上絵を定着させるためにもう一度焼成を行い、食器の完成です。最初からここまでの工程は約10日ほどかかるそうです。
その後、梱包・発送作業が行われ、お客さまの手元に届きます。


大正13年創業の老舗メーカー

竹堂園は大正13年に創業し、今年で創業92年にもなる老舗メーカーです。
この名入れサービスを始めたのは約7年前ですが、今では売り上げの主力となっているとのこと。
広告などはほとんどかけておらず、口コミで広まっているようで、もらった人が本当に喜んでいるということが伺えます。楽天のレビュー評価でも満点の評価が多かったです。

食器の製造や販売で特にこだわっていることを聞いたところ、やはり食器の品質に一番こだわっているとのこと。食器の焼き上がり、名入れ、そして梱包の3回のタイミングに分けて商品の検品を行っているそうです。ネットで買い物をする場合、お客さんは食器の状態を自分で確かめられないため、その分売り手がシビアに検品を行う必要があるという思いから、このような細やかな品質管理を行っているとのことでした。

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竹堂園では、自社で販売する食器だけじゃなく、企業向けの商品(OEM商品)の制作も行っています。長年培われてきた技術と細やかな管理で、質の高い食器が作られています。アフタヌーンティーやフランフランなどの雑貨店のオリジナル商品の一部も、竹堂園で作られているとのこと。取材をさせていただいた部屋には、これまで作られた企業向けの商品がずらっと並べられていました。


以上、瀬戸の陶器メーカー竹堂園さんのご紹介でした。
皆さん食器作りに真剣で、1つ1つの工程にこだわりを感じられました。また、あたたかい方が多くとてもアットホームな会社でした。
ひと味違った出産祝いをお探しの方は、ぜひこちらの名入れ食器を送ってみてはいかがでしょう?

竹堂園
http://www.tohki.co.jp/
桑田唯

桑田唯

ECサイトの雑貨バイヤーの経験を活かしつつ、ライター業にも従事。
海外で売っている商品や、各国のライフスタイルに興味があります。
好きな国はフランス。
2015年3月、インテリアコーディネーターの資格を取得。
2015年夏より、パリに滞在。
パリでの生活について発信するブログ「死ぬ前に、パリ暮らし」更新中。
桑田唯
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